先日、はじめて寄席を見てまいりました。
はじめはどんなもんだろうなぁと半信半疑(?)でしたが、すごく楽しんできてしまいました。
(monoyaomouさんも寄席を見てきたんですね。奇遇ですなぁ。)
まず、金額が思ったよりぜんぜん安いのにびっくりしました。
上野で見たのですが、約4時間の一連の行程で3000円でした(私は学生なので2500円!)。
映画を見に行くよりはちょっと高いですが、何を持ち込んでも構わないし、なによりずっと長い時間楽しめます。
実際に始まると、おおよそ15分くらいで演者が変わっていきます。
落語家さんが中心ですが、なかには人形や独楽などの芸をやる方もいます。
とはいっても、やはり注目すべきは噺家さんのしゃべりです。
なんというか、口ではうまく伝えられないのですが、その人のしゃべりにすーっと引き込まれていってしまいます。
そのストーリーの時代は現在ではなく江戸(あるいは明治くらい?)のものだと思いますし、その語り口調や使っている言葉も今の言葉ではなく独特の語り口調と言い回しがあるのですが、それでもその噺家さんの作り出す世界に引き込まれてしまう、という感じがしました。
一人一役で複数の人が作り出す演劇やテレビドラマ、映画という世界ももちろん魅力的ですが、一人の人間が複数の人間を演じ、わずかな身体の動きと顔の表情でその場の風景から人間の心情までを表してしまう、その表現力のすごさに、本当に驚かされました。
まぁなにせはじめてでしたので、独特の言い回しや古い言葉についていけない部分もありましたが、それでも十分に楽しめました。
火焔太鼓や佃祭、へっつい幽霊などの古典を見ましたが(当然素人なので古典といえども新鮮に見るわけですが)、いっしょにいった先輩の話によるとやはり噺家によって表現も違うし、落ちがわかっていても笑ってしまう、ということでした。
そういった奥深い魅力があるからこそ、古典落語を中心としながらも、新しさを失わずに今まで伝統芸能が息づいているんでしょうね。
「伝統」という言葉すら、使っていいものやらというような、「伝統」とは違うよさがあったように思います。
みなさん、ぜひ寄席へ足を運んでみてください!!
ところで、教師もいくつかの「役割」を演じ分けなければならないという話をよく聞きます。
そのなかに「役者」というのが入っていたように思います。
教師の日々の授業も、噺家さんと同じように、ときにはある役柄を演じながら、わずかな身振りと言葉で子どもをひきつける、そんなことが必要なんだろうな、と感じました。
そして子どもたちをその世界に引きずり込んでおいて、そこから物事を考えさせる、そういったことも大事なのでしょうね。
私はあまり授業中に子どもをひきつけるような魅力的な話し方ができていないように思うので、噺家さんに学びながら、魅力ある話し方を身につけなくては、と思いました。