「(前略)過去の『国家』を異質性を持ついわば別の『国家』として相対して捉える視点が必要であり、その視点からの教材開発が必要と考えられる。その際、その国家の構成者であるその時代の民衆と国家との関係を基軸にした教材(それは民衆の生活という視点を含むし、また必ずしも対立関係のみで描くわけではない)やそれを現代と比較する教材を開発することで、学習者に現代の民主主義・平和主義の歴史的価値や意義を認識させることつながるだろう」
土屋武志「歴史教育における『自国(日本)』イメージ-歴史的変遷と今後の課題-」『愛知教育大学研究報告 教育科学編』46 1997
今、あさっての修士論文指導会に向けてレジュメを作成しているところです。
そのなかで、土屋先生の論文が非常に参考になりそうだったので、引用させていただきました。
土屋先生は「現代の民主主義・平和主義の歴史的価値や意義を認識させること」をその目標に置いているようですが、私はちょっと違う観点から、「国家」というものの存在を歴史教育のなかでクローズアップしていく必要があるのではないかと考えているのです。
そのための方法論としては、土屋先生のおっしゃっている方法がひとつのヒントになるのではないかと考えています。
今はちょっと時間がないので、また時間のあるときに詳しくお話しますね。