先日、ちょっと遠出をして、吉見百穴(よしみひゃくあな)と埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)へ行ってきました。
いずれも、来週授業で扱う古墳時代の遺跡です。
【吉見百穴】
まずは吉見百穴。
古墳時代後期の、亡くなった人を葬る横穴墓だとのことです。
なんでも、追葬できるように横穴にしたとか。
古墳を作るほどの権力はないけど、ある程度力のある人の集合墓であると言われているそうです。
実際になかに入れるところもあるのですが、なにせ本当にやわらかい岩質で、すでに落書きで削られた跡が無残でした。
入れないようになっているところは、ちゃんと保存されているのでしょう。
山の斜面にいくつもの(発見されているだけで219)もの穴が空いているのは、なかなか壮観でした。
そしてそこの地下は、百穴を利用して作られた、大戦中の軍事工場の跡が広がっていました。
確かに何かを作ることができるだろうな、というくらいの広い空間が広がっていてびっくりしました。
本格的に使われる前に終戦を迎えたようですが、当時の雰囲気を若干感じることができました。
【埼玉古墳群】
次に埼玉古墳群です。
かの有名な「ワカタケル」と刻まれている鉄剣が出土した稲荷山古墳を含む、9基の大型古墳の集まりです。
右の写真が稲荷山古墳。
数年前に公園として整備したようで、小学生やら中学生
やらがわいわい古墳の上やまわりで遊んでおりました。
私はけっこう感慨深く眺めていたので、なかなか不思議な光景でしたね。
実際に古墳のうえに上がってみると、「円」の部分と「方」の部分に結構な落差があるのがよくわかります。
実際に行ってみてはじめて体験できることですね。
近くにある将軍山古墳では、実際に登れはしないのですが、円筒埴輪が並べられていて、当時のようすをイメージすることができるようになっていました。
資料館では、石室のなかを再現してあったり、出土したものを展示してあったりしました。
いろいろなものが国宝指定されていてびっくりしましたが、やっぱり例の「ワカタケル」の鉄剣は、ふだんある意味見慣れてるだけあって、おもしろく見てきました。
(さすがに写真は撮れませんでしたが…。)
この周りにはほかにも小さな古墳やお墓があったようですが、農地としてつぶされてしまっていたようです。
公園に整備される前の航空写真を見ましたが、つい最近まで古墳以外の場所はただの田んぼだったようです。
でも、こうやっていろいろ整備されて、身近に歴史を感じることができるようになるのって、素晴らしいことだと思います。
ひさしぶりに青空の下で気持ちよく、本物の歴史に触れることができました。
ぜひ、授業に生かしていきたいと思います。
【追伸】
行く途中で出会ったトラックがおもしろかったので、おもわず写真撮ってしまいました。
笑ってやってください。