今日は、今やっている歴史の導入単元の「単元設定の理由、ねらい」を文章化したものを載せたいと思います。
本単元は中学校における歴史の授業の一番はじめに位置し、歴史学習の導入単元ということができる。生徒は小学校において歴史を人物を中心とした歴史像をもっていると考えられる。そこで本単元では大きく4つの目標を掲げる。ひとつは小学校において獲得した歴史像を再確認することである。年表にクラスの歴史を描いていくことでその達成をねらうが、同時に個人によって差がある歴史認識の知識的な側面の共有をも同時に図ることができると考える。
ふたつには、そういった既存の歴史認識の枠組みとしての歴史像を壊し築いていくのが歴史の授業であることを認識させるために、「あたりまえ」となっている認識の枠組みに揺らぎを与えることである。これは歴史の授業において無批判に前提にされがちな「日本」という単位での歴史認識に対して、「地図」という視覚的にわかりやすいものを素材とし、「日本」に限定されない空間的広がりを示すことによって、その枠組みへの疑問を提起することをねらいとするものである。
みっつは、今年度一年間通しての授業のルールを確認させることである。授業において設定したいルールは、それぞれ生徒の思考力や表現力を育成することをねらいとしている。具体的にはノートの取り方(授業後にまとめと感想を書く、板書を丸写ししない、タイトルをつける、表現方法の工夫)、係りの役割分担(教師がくる前に授業をスタートさせる、社会科通信と切り抜き記事の配布)、クラスノートをまわすこと、評価の方法(四観点による評価、ノートの評価と試験の評価が同等であること)などを指導する。この点については前期を通して定着するよう指導する。
よっつは、中学校における歴史学習の動機づけをすることである。歴史学習において大切にしたいのが、現在とのかかわりを意識することである。歴史を学ぶことを自己目的化するのではなく、現在を生きるために役立つ歴史学習を想定したい。そこで導入として、中国の反日デモのことを取り上げたい。政治的な問題に深入りするのではなく、中国の人がなぜそのような行動をするのかということを考えることを通して、現在の問題の背景の一端として歴史の問題が存在していることに気づかせたい。反日デモの問題はアジア・太平洋戦争をめぐる歴史認識が大きな論点となっているが、現在をよりよく理解するためには、古代からの歴史認識が不可欠である。そういった意味で、現在と歴史とのかかわりに興味を持たせたい。
単元を通して、歴史に対する興味や関心を喚起するとともに、ある程度の時間的スケール、空間的スケールへのイメージをもたせることをねらいとする。
なお、本単元は学習指導要領における「2 内容 (1)歴史の流れと地域の歴史 ア 我が国の歴史について,関心ある主題を設定しまとめる作業的な活動を通して,時代の移り変わりに気付かせるとともに,歴史を学ぶ意欲を高める。」に対応する単元とする。中学校における学習の導入であることから、クラス全体での学習に慣れさせるために主題については教師の側で設定することとし、実際の授業において作業的活動を導入することとする。また、「3 内容の取扱い (1)ウ 歴史的事象の指導に当たっては,地理的分野との連携を踏まえ,地理的条件にも着目して取り扱うよう工夫するとともに,公民的分野との関連にも配慮すること。」にもあるように、地理的分野における世界や日本についての地理的認識の拡大という観点、政治における外交分野の学習という観点からも、本単元で取り扱う主題は有効であると考えられる。
以上。いかがなものでしょう?
本単元は中学校における歴史の授業の一番はじめに位置し、歴史学習の導入単元ということができる。生徒は小学校において歴史を人物を中心とした歴史像をもっていると考えられる。そこで本単元では大きく4つの目標を掲げる。ひとつは小学校において獲得した歴史像を再確認することである。年表にクラスの歴史を描いていくことでその達成をねらうが、同時に個人によって差がある歴史認識の知識的な側面の共有をも同時に図ることができると考える。
ふたつには、そういった既存の歴史認識の枠組みとしての歴史像を壊し築いていくのが歴史の授業であることを認識させるために、「あたりまえ」となっている認識の枠組みに揺らぎを与えることである。これは歴史の授業において無批判に前提にされがちな「日本」という単位での歴史認識に対して、「地図」という視覚的にわかりやすいものを素材とし、「日本」に限定されない空間的広がりを示すことによって、その枠組みへの疑問を提起することをねらいとするものである。
みっつは、今年度一年間通しての授業のルールを確認させることである。授業において設定したいルールは、それぞれ生徒の思考力や表現力を育成することをねらいとしている。具体的にはノートの取り方(授業後にまとめと感想を書く、板書を丸写ししない、タイトルをつける、表現方法の工夫)、係りの役割分担(教師がくる前に授業をスタートさせる、社会科通信と切り抜き記事の配布)、クラスノートをまわすこと、評価の方法(四観点による評価、ノートの評価と試験の評価が同等であること)などを指導する。この点については前期を通して定着するよう指導する。
よっつは、中学校における歴史学習の動機づけをすることである。歴史学習において大切にしたいのが、現在とのかかわりを意識することである。歴史を学ぶことを自己目的化するのではなく、現在を生きるために役立つ歴史学習を想定したい。そこで導入として、中国の反日デモのことを取り上げたい。政治的な問題に深入りするのではなく、中国の人がなぜそのような行動をするのかということを考えることを通して、現在の問題の背景の一端として歴史の問題が存在していることに気づかせたい。反日デモの問題はアジア・太平洋戦争をめぐる歴史認識が大きな論点となっているが、現在をよりよく理解するためには、古代からの歴史認識が不可欠である。そういった意味で、現在と歴史とのかかわりに興味を持たせたい。
単元を通して、歴史に対する興味や関心を喚起するとともに、ある程度の時間的スケール、空間的スケールへのイメージをもたせることをねらいとする。
なお、本単元は学習指導要領における「2 内容 (1)歴史の流れと地域の歴史 ア 我が国の歴史について,関心ある主題を設定しまとめる作業的な活動を通して,時代の移り変わりに気付かせるとともに,歴史を学ぶ意欲を高める。」に対応する単元とする。中学校における学習の導入であることから、クラス全体での学習に慣れさせるために主題については教師の側で設定することとし、実際の授業において作業的活動を導入することとする。また、「3 内容の取扱い (1)ウ 歴史的事象の指導に当たっては,地理的分野との連携を踏まえ,地理的条件にも着目して取り扱うよう工夫するとともに,公民的分野との関連にも配慮すること。」にもあるように、地理的分野における世界や日本についての地理的認識の拡大という観点、政治における外交分野の学習という観点からも、本単元で取り扱う主題は有効であると考えられる。
以上。いかがなものでしょう?