チーズvsバター
何年か前,「チーズはどこへ消えた?」という本が流行った。簡単な読み物ながら企業の新人教育でも使われているなどと,書店でも大々的に宣伝をしていた記憶がある。自分も読んだ。
その後「2匹目のどじょう」的に「バターはどこへ溶けた?」という本が出た。自分はこの本を読んでいなかったのだが,会社の休憩所の書棚にあるのを見つけて何の気なしに読んでみた。その後,「チーズ」の内容を忘れてしまっていたのでもう一度読んだ。
うーん,おもしろい。何がって対比が。物事の捉え方はいろいろで,どちらも真実だということを思った。そして自分はどちらの側に立つのでもない。まあはっきり言ってしまえばどっちつかずの優柔不断,いい顔しいのヤな奴なんだけど。
変化に適応しアクティブに動くのをよしと思う自分もいるし,つれづれに過ぎていく時間がいちばんの幸せと思う自分もいる。
「チーズ→バター」の順で世に出たわけだが,「バター→チーズ」は有り得なかっただろうな,などと思ったりして。
- スペンサー ジョンソン, Spencer Johnson, 門田 美鈴
- チーズはどこへ消えた?
- ディーン・リップルウッド
- バターはどこへ溶けた?
- ダリオ マリネッティ
- 『チーズはどこへ消えた?』『バターはどこへ溶けた?』どちらがよい本か?