大杉正明氏 | そのうちトライリンガル

大杉正明氏

4月の新年度に,NHKの語学講座に番組改編があるらしい。
僕が聴いてる「レッツスピーク」と「ビジネス英会話」は変わらないようだが,リスニングの番組がなくなるようだ。んで,「基礎英語」からのレベル別番組が5段階になるらしい。一番上のクラスは講師がマーシャ・クラッカワーと,懐かしい。聴いてみようかと検討中。

がしかし!気になるのは新たにできる番組「シニアのためのものしり英語塾」というやつ。今はTVの「出直し英語塾(だっけ?)」に出てる大杉正明が講師の1人になってるのだ!

以前「英語会話」(後に「英会話」に番組名変更)の講師をしていた大杉氏。番組はホントにおもしろく,冒頭の“What's new today?”で始まるレギュラーゲストとのやりとりを聞き取るのがチャレンジであり楽しみでもあった。また1年を通して続くストーリーのあるスキットも楽しみながら聴いたものだった。「基礎英語」から始めた習慣をその後も続けてこれた理由の一つが,彼の番組に出会えたことかもしれない。番組を降りると知ったときはホントにショックだったが,最後のメッセージで言ってた言葉はよく覚えてる(注;記憶を思い出しているので実際とは違っている部分もあると思います)。

“初めて行った海外では英語が全く聞き取れず,何もできなかった。英語が好きで英語の勉強を続け,最近行った海外では,すべてがはっきりと聞こえすべてがよく見えた。英語の勉強を続けて本当によかったと思った”

当時は自分の英語力はたいしたことなく,遠い世界のように英語が話せる人たちのことを考えていた。でも俺はラジオを聴き続け,すべてがはっきりと,まではいかないまでも普通に英語でコミュニケーションを取れるようになった。先日行ったバックパックの旅行では,言葉に不自由することは全くなく,大杉氏の例の言葉を思い出し,俺自身も同じように,英語の勉強を続けてよかったと思った。

語学を学ぶ理由は人それぞれだし,それが崇高であろうと打算的であろうと関係ない,どんな理由でもいいと思う。でも,その理由を強い原動力にしていかないと挫折するんじゃないか?アタマのよしあしも多少はあると思うが,語学に関してはそれよりもやる気が大事だと俺は確信している。やる気があれば続く。そして,しばらくたってふと気づくちょっとした上達が,そのやる気を支えてくれる。