悪銭身につかずというが、これは
悪銭も手にいれられなかった
とんまのイギリスの二人組の話。
他人のクレジットカードの
情報を盗んで、品物や宝くじの
スクラッチカードを買い漁った二人。
ところが、そのカードの内の
一枚が何と大当たりで、
賞金は日本円にして約4億円。
やったーとはしゃぐ二人は、
その後、四日間豪遊。
さて、いざ当選金を受け取ろうと、
宝くじの主催団体に当選の電話。
主催団体が振込用の口座を
尋ねると、銀行口座を持っていないという。
えっ?
ではスクラッチカードを購入した
際のクレジットカードのことを
尋ねると、あれは金を貸した
友人のクレジットカードと答える。
うん?
その友人の氏名や
住所を教えてくださいというと、
はっきりとしたことは分からないという。
あれっ?
ここから調査が始まり、結局、
他人のクレジットカードの
情報を盗んで使用していことが
発覚し、二人は詐欺で逮捕。
当然、賞金も
手にすることはできなかった。
多くの犯罪歴にもうひとつ
犯罪歴を追加することになった
何ともお粗末な結末である。