
(自分なりの考察でストーリーを考えてみました。
MVやレポートで不明な箇所は創造です。
ご了承ください)
うだるような昼間の暑さが残った夕方だった。
次の仕事の移動の連絡を待っていた有岡大貴の元に
かかってきた1本の電話。
着信画面を見ると…
「伊野ちゃん?どうした?」
Hey!Say!JUMPのメンバー伊野尾慧からの電話だった。仕事の話だろうか。
「あ、、、誰?」
「ん?伊野ちゃん。何、言ってるの?」
電話の向こうは明らかに伊野尾慧の声なのだが
俺に電話をかけてきて誰ってことはないだろう。
かける相手を間違えたのだろうか。
「伊野ちゃん、俺!有岡!」
「あー ありおか くんか 」
まるで他人行儀。
伊野ちゃんって、いつもこんなんだっけ?
その違和感に首を傾げつつ用件を聞く。
「有岡くん。大丈夫?今、忙しい?実はちょっと一緒に来てもらいたい所があるんだけど…」
「俺は大丈夫だけど…どこに行くんだよ。」
「群青村なんだけど。」
電話で
伊野ちゃんが指定した場所に行くと1台の車が止まっていた。
これって、、今は生産されていないちょっと前の
型の車に見えるが伊野ちゃんの車…では無さそうだ。
「ありおかくん、ごめんね。忙しい時に」
車の影から声がしたので、そちらを向くと伊野ちゃんがいた。声は紛れもなく伊野ちゃんなんだけど、、
電話でも不審に思ったカタコトの
少しよそよそしい喋り方。
姿は伊野ちゃんだけど、何かがおかしい。変だ。
「ありおかくん。運転してくれる」
「あ、いいけど。伊野ちゃん。体調良くないの?」
何で、そんな事聞くの?
と笑いながら返す伊野ちゃんの顔は
笑っていなかった。
すでに日は暮れ辺りは漆黒の闇が覆っていた。
かなり山間の場所らしくすれ違う車や民家の明かりはとうの昔になくなっていた。
伊野ちゃんのナビで運転する道中。
いつもは何かしらの話をする伊野ちゃんだったが
今日は一言も
喋らず車内は沈黙の時だけが過ぎていった。
「群青村には仕事なんだろ」
沈黙に耐え切れなくて伊野ちゃんに話かけた。
「他のメンバーは?すでに向かってる?」
あぁ。居るよ。
「今日は仕事というよりはお祝いなんだよ。
僕が生まれ変わったお祝い。
実はある呪いで今まで身動き出来なかったんだけど、やっと自由になる身体を手にいれたんだ。
“いのおけい”という素晴らしい身体を。
あまりにも嬉しいからみんなにお祝いしてもらおうと思って、他のみんなはすでにあっちの世界に行ってもらったよ」
呪い?生まれ変わった?
「…伊野ちゃん、何言ってんだ…」
と助手席の伊野ちゃんの顔をチラッと見ると
その瞳が
青く光っていた。
伊野ちゃん……?
そしてその青く光る瞳は暗闇の中でこの世の物とは思えない冷たい微笑が浮かんでいた
思わず背筋がゾクッとした。
それと同時に恐怖が襲いかかる。
伊野ちゃん、、お前は誰なんだ?
「伊野ちゃん、本当に伊野ちゃんなの!
何か違う!いつもの伊野ちゃんじゃない。まるで
別人だ!!」
思わず叫んだ。恐怖を払い除けようと大声で叫んだ。
そんな俺の気持ちに気付いたか、、
俺が伊野ちゃん…と今まで思ったいた人物は
含み笑いを浮かべた低い声で
「ありおかくん。何を言ってるの。
僕は僕だよ。いのおけいだよ。」
仄暗い闇の底から声が聞こえた。
続く