たくさんの命を奪ったこの手術 
ロボトミー(前頭葉白質切截術)

 



ロボトミーは20世紀
精神疾患患者が増加すると広く行われた



アイスピックを患者の眼窩上縁に挿入した後
旋回させることで前頭葉につながった神経を切ってしまう




前頭葉は記憶と理性を担当する部分であり
この手術によって家族だけでなく
自分が誰だったのかさえ忘れてしまい
最悪の場合は死亡した



日本でも手術の副作用による事件があった




しかし学界ではこのような副作用を隠し
患者が大人しくなることだけを強調した



結局、世界中の数万人の患者が
この手術を受けることになり



この手術を開発したモニスは
ノーベル生理学・医学賞を受賞した



数万人の血で受賞したノーベル賞って···