世界の3月製造業PMIはアジア・欧州が弱含み、米国は底堅さ維持と人気ゲーム「ドラゴンネスト」の運 | 旬なワードまとめブログ

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世界の3月製造業PMIはアジア・欧州が弱含み、米国は底堅さ維持




[ニューヨーク/ロンドン/北京 1日 ロイター] -1日出そろった世界の製造業統計は、アジア、欧州が弱含む半面、米国は比較的底堅さを維持し、北米を襲った異例の寒波による影響がそれほど大きくないことを示唆した。マークイットが発表した3月の米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は55.5と、約4年ぶりの高水準となっていた前月(57.1)から低下。一方、米供給管理協会(ISM)発表の3月の製造業景気指数は53.7となり、前月の53.2から小幅上昇した。対照的な結果となったものの、ともに拡大、縮小の分岐点となる50は上回っており、成長が継続していることを示唆した。ウエストパック・バンキングのシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「経済は前進しているが、成長率2─2.5%のペースに整合する内容」と指摘。「まずますの数字だが、米連邦準備理事会(FRB)が望む水準ではない」との見方を示した。ただ金融市場はデータを好感。S&P総合500種<.SPX>は日中高値を更新する一方、ドルは値を上げた。マークイットのPMIでは、新規受注、生産の伸びが低下。ISMでは、新規受注指数が小幅上昇する一方、雇用指数は2013年6月以来の水準となる51.1に低下し、より懸念すべき兆候を示した。HSBC/マークイットが発表した3月の中国製造業PMI(改定値)は48.0と、8カ月ぶりの低水準に沈んだ。指数は1月以来連続して50を下回ったままだ。一方、中国国家統計局が発表した3月の中国製造業PMIは50.3となり、2月の50.2から上昇し、予想と一致した。こちらの調査はより規模の大きい国有企業の業況感を反映しやすい傾向にある。ウニクレディトのエコノミスト、ニコラウス・キース氏は「中国PMI統計はともに、中国経済が今年、軟調なスタートを切ったことを一段と浮き彫りにした。中国当局への景気支援圧力が高まるのは確実」との見方を示した。ユーロ圏製造業PMI改定値は53.0で、2月の53.2から低下した。速報値から変更はなかった。生産は域内全般で上向いたが、産出価格指数は節目の50を昨年8月以来初めて割り込み、製造業が価格を再び引き下げている兆候が示された。ユーロ圏のインフレ率は2009年11月以来の低水準となる0.5%まで鈍化しており、欧州中央銀行(ECB)の目標である2%弱の水準を大きく下回っている。一方、英国の製造業PMIは予想外に8カ月ぶりの低水準に沈んだ。アジア第3位、第5位の経済規模を占めるインドとインドネシアのPMIは軟化、とりわけインドネシアは7カ月ぶりの低水準となった。半面、韓国はアジア全般の流れに逆行し改善した。ブラジルの製造業PMIは50.4から50.6に上昇、4カ月連続で節目の50を上回った。


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