こんにちは、健全な男子大学生の五右衛門です、
ブログを再び書き始める前に決めていたネタが早々に尽きてしまったので、単発のゲーム紹介ブログを書きます。今日は、ライザのアトリエに着いてです。といっても、そこまで有名なシリーズではないし、何のことだか分からない人が多いでしょうからとりあえずプロモーションムービーをご覧ください。例によって公式です。
ライザのアトリエとは、1997年にPlay Station専用ゲームとして発売された『マリーのアトリエ』に端を発する『アトリエシリーズ』の最新作です。マリーのアトリエが発売された当時流行っていたストーリーゲーム、と言えばファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどが有名ですね。ざっくり言うと選ばれし勇者が世界を救う為に奮闘する、と言うものが大半でした。
アトリエシリーズはその流行の裏を行き、劣等生の主人公が錬金術を教える学校をなんとか卒業するために奮闘するという、悪く言えば世界観の狭い物語です。しかし、その話題の身近さが意外なヒットを呼び、錬金術をつかい、世界ではなく自分を救うという親近感の沸くストーリーにより現在まで続くシリーズとなりました。PVで分かるとおり、今作の主人公はなにやら島を救わなくてはならないようですが、一説によればこれはアトリエシリーズの主人公では一番の偉業だとまで言われるくらいです。
話を完全にライザのアトリエに戻しましょう。 このゲームの要素は、ストーリー、バトル、そして錬金術です。それぞれの要素についてそれぞれの要素について細かく書いていきましょう。
まずはストーリー。クーケン島という、王都から遠く離れた田舎の町に住む少女のライザ。彼女は幼馴染みのレントとタオをつれて、閉塞感のある島を抜け出し、向こう岸に見える大陸への冒険を計画します。彼女は子どもに島を出ることを禁じる島の大人達の監視をくぐり抜け、なんとか大陸に渡ることを成功させました。そこで3人は魔物に襲われていた少女クラウディアを見つけ、辛くも勝利。なんとか帰ろうとしたところ、さらに強力な魔物が4人の前に現れます。絶体絶命かと思いきや、見慣れない風貌の旅人2人が現れ、あっという間に魔物を倒してしまいました。ライザは、旅人の男が持っていた爆弾、それを作った錬金術に強く惹かれます。彼女は錬金術に、息詰まる現状を打破してくれそうな何かを感じ……と言うところからストーリーが始まります。書きすぎましたが。
何も知らずに買った人の大半は、美麗なパッケージイラストに惹かれてこのゲームを選んだことでしょう。と言うより僕がそうでした。そういう人はまずストーリーの重さに衝撃を受けるでしょう。田舎という閉鎖環境の生きづらさに理不尽さを覚える事間違い無しです。でも僕はそれを決して非難している訳ではありません。リアリティあるストーリーはゲームへの没入感を上げます。本当にストーリーだけでご飯三杯はいけるので是非買って確かめてください。
次にバトル。ライザのアトリエではそれまでの慣例を破り、コマンド制バトルを廃止しました。今作は攻撃順が時間制になっています。攻撃するごとに行動順が後ろに回され、クールタイムに従った長さで再度行動が出来るようになるスタイルです。これは敵も同じ原理で動くので、攻撃方法をもたもた選んでいたら敵に何回も攻撃され負けてしまいます。強い敵はクールタイムが短く、瞬発的な判断が求められる訳です。これによりバトルのアクション性が増し、作業感を減らすことに成功している訳です。
さらに、その特性上一度に一人のキャラクターしか動かせず、選択していないキャラ二人は特殊なゲージを消費する行動をするかしないかの二択しか選べません。よってプレイヤーは選択しているキャラを適切に行動させつつ、残りの二人の行動方法をゲージを見ながら指示し、場合によっては操作キャラを切り替えてと多岐にわたる選択肢の中で最適解を選ばなくてはなりません。
さらに面白いのはアクションオーダーシステム。操作していないキャラが、プレーヤーに向けて逆に指示を飛ばしてくることがあります。従わない選択肢もありますが、それをクリアすると指示したキャラクターが行動順を無視して追加攻撃をしてくれる訳です。アクションオーダーではアイテム消費かゲージを消費する行動しか指定されないので、それらの残量も気にして戦わないといけない訳です。
結構難しそうに書いてしまいましたが、実際にするのはコマンド選択なのでプレイする事態は結構簡単です。しかし、よりよい選択肢を選ぶことでダメージ効率は数倍にも膨れ上がる訳です。これが毎度のごとく襲いかかる訳ですから、直感的に良い行動をしようとできるまで繰り返し戦いたくなります。つまり、没頭できる訳です。このバトルを経験するだけでも価値があるので是非買いましょう。
最後に、アトリエシリーズの特徴でもある錬金術。この要素は採取と調合という二つの要素を持っています。各地に赴いて探索や戦闘で様々な素材を採取し、レシピに従って調合する訳です。まずは採取。
素材をゲットする方法は3つ。島の中や外、あらゆる場所を探索して直接見つけること。魔物を倒すこと。そして錬金で素材を作ることです。採取は前者二つが当たります。草むらや木の前で杖を振ると、木の実などが落ちてきます。振る道具をハンマーに変えるとすりつぶされるからか樹液が、斧を振ると木材が、と言ったように道具によっても素材が変わる訳です。僕はチュートリアルをよく読んでいなかったので、これを知ったのはストーリー中盤になってからでした。重要。魔物を倒すというのは文字通りです。魔物によって落ちる素材は変わり、必要に応じて時には強力な魔物を狩る必要が出てくる訳です。
そして調合。ライザは錬金術の指南書だけで無く、本を読むことでいろいろなレシピを思いつきます。例えばファッション誌を読めば防具が、レシピ本を読めば料理が。普通に料理した方が早いというのは言わないで置きましょう。
実際の調合では、マテリアル環と呼ばれる空間に適正のある素材を投げ込み、それをつなげて素材を追加することで錬金を完成させます。パズルのようなものです。素材は属性と属性値、そして特性の要素を持ち、それらを複雑につなげることで錬金する訳です。本当に面白いので是非是非買うことをおすすめします。
そんなわけでライザのアトリエの三つの要素について説明してきた訳ですが、どうでしょうか。決めた人はすぐに買っちゃってください。おすすめはダウンロード版でのみ購入できるデジタルデラックス版です。最初の冒険で役立つ装備がたくさん同封されている上、ここで手に入る衣装はこれ以外で手に入れる方法が無いので。
まだ踏ん切りがつかない人の為に、ダメ押しでさらなる情報です。ずばり、音楽とフォトモード。
PVで分かった方もいるかもしれませんが、主題歌は神田沙也加さんが歌う『虹色の夏』です。神田沙也加さんです。アナと雪の女王でアナ役の吹き替えを担当した神田沙也加さんです。後は正直文では説明しづらいのですが、BGMも素敵です。こんな比べ方は良くないかもしれませんが、今まで勝ったゲームの中でBGMはライザが一番好きです。なんとその評価(個人の評価です)はゼルダ以上。
それともう一つ大きいのがフォトモード。最近実装しているゲームが多いそうですね。プレイキャラを中心に別のキャラを置いてツーショットを撮るも良し、光の加減が美しい美麗な背景を撮るも良し。DLCの追加ストーリーが実装されたとき、なんと公式ツイッターでフォトコンテストがありました。僕も参加したと思います。島の外には美しい風景の場所が多くあるので、是非色々な所でカメラをかまえてください。あ、その前に買ってください。
そんな感じで、今日はガストのゲーム『ライザのアトリエ』について書いてみました。言い忘れましたが、対応ハードはNintendo Switch、PS4,Steamです。値段は全部同じなので好きなプラットフォームで買ってください。最後に言っておきますが、ガストの回し者ではありません。ただのファンです。明日は何について書こうかな……。