「文化」 人に帰属する価値 | 生き残るビジネス 「進化」のキーワード

生き残るビジネス 「進化」のキーワード

あなたはビジネスを、ちゃんと「進化」させていますか?「進化」しない「変化」を追うのは自己満足でしかなく、生み出されるのはゴミばかりです。「進化」するビジネス構築のキーワードとは?


付加価値とは、幻想です。


その幻想は、誰が使うものなのか、

というところから見つけ出します。


その幻想とは、満足感という

精神的な価値だからです。


それにお金を払いたい人を考えるのです。




また、付加価値といえば、

ノートPCなら、同じような機能を持っていても、

スタイリッシュ、薄い、たくさんのカラー、

高級感、頑丈さなどがあげられると思います。


これは、物理的なものであり、

スペックです。




スペックというものは、

社会の共通的な価値基準において評価されますから、

他の商品と比較されてしまいます。


また、モノによるスペック勝負は、

マス市場を相手にしている大手企業には

まずかないません。


ですから私たち小資本ビジネスは、

満足感という幻想を作り出しましょう。




そのためには、

世の中にあるどんな価値観を持つ人を

相手にするのか、ここが出発点になります。


つまり、人に帰属する価値観を

見つけ出さなければなりません。


年齢、性別、職業、、、そんな

顕在的な属性をもとにする時代は、

もう終わったのです。


潜在的な、ぱっと見てわからないのが、

人の趣味趣向とそのライフスタイルなのです。



それは、「文化」なのです。



文化は、欲求を満たすための道具です。

実際のモノだったり、行動だったり、施設だったり、

いろいろな形で存在します。


よく、欲求を探し出せ、と言われますが、

それこそ本当に潜在的で目に見えません。


そして、人間は立場が変われば相手の

気持ちがわからなくなるものですから、

ドンピシャで欲求を発見することは

多くの人にとってすごく難しいことなのです。



形になった「文化」に着目し、

アンテナを張りながら町を歩いてみてください。


この施設は、どんな欲求を持った人が

利用しているんだろう?


この店は、どんな客層が食べにくるんだろう?


この教室に通う人は、どんな目的なんだろう?



こんなことを考えながら、

ウォッチすることを心がけると、

そこから、ライフスタイルという考え方が、

だんだんわかってきます。


ライフスタイルは、

ウォンツとニーズが融合しているので、

そこに着目することは、

メリットが大きいのです。



そこで見えたライフスタイルに、

自分の商品を組み合わせること

面白い世界が、市場ができあがるのではないか?


まずはそんな風に思考するだけでも、

面白いビジネスが作れる可能性が

かなりあるのです。



モノではなく、

人に帰属する価値。


ここにはチャンスがたくさんありますよ。