その日は雨でしたね。


3月9日。
その日は会社で流れるラジオから「3月9日」が何度流れるか
地味に数えながら過ごしていました。

今思えば、朝からどこかそわそわしてしまって
落ち着かなかった気持ちをごまかそうとしていたのかもしれません。

降り始めた雨、せめて宝塚周辺だけでも止まないかなと思っていたけれど。
涙雨、と誰かが言いました。


私がはじめて柚希さんを観たのは、NHK「宝塚トップ伝説」という番組でした。
放映当時は宙組のベルばら直前で、事前勉強のためにふらっと観たのですが
その後の坂の転がりようは言わずもがなです。

ちなみに、この番組で「この人可愛い!」と思わず写メを撮ってしまったのが、
トップ発表時のみりおさんの姿でした。
完全無意識で忘れていたので、
暫くしてからスマホのデータフォルダ見てビックリしましたけどね。
我ながら自分のブレなさが誇らしいです。笑

それは置いといて。


その番組で、稽古での素顔を見て「綺麗な人だな」が第一印象。
インタビュー時の優しい笑顔を見て、穏やかな印象を受けました。

どちらかというと、舞台上でのパワフルな姿よりもそちらの印象が強かったため
なんとなく私の中での柚希さんのイメージは、
ゆったり優しい「ちえちゃん」の側面が濃ゆかったです。


だから、ロストグローリーを観に行ったときの私の衝撃は結構なものでした。
この時に舞台人・柚希礼音を目の当たりにして、
次はこの人主役の公演を観に行きたいなと思っていたのですが
残念ながら、黒豹はどうにもこうにもチケットが手に入らずでございました。


そして、パッショネイト宝塚。
ちえねねのデュエットダンスを観て、何よりも思ったのが「エロい」でした。
濃厚なシーンではなかったはずですが、
私がいた2階B席後ろまで、濃密な何かが染み渡っていた気がします。
あの空間は随一だと思いました。

後ろでもあの感覚を味わえたのだから
近くで見ていたら、興奮で血圧が上がりそうですね。


それが最初で最後のちえねね率いる星組の観劇でした。
最後の公演はやっぱり観たかったけれども
多くのファンに愛された星組は、
純粋なるファンの方達に見守られて幕を下ろすべきであったのだろうと、後悔はないです。


皆様の寂しさや悲しみの涙雨。
東京での千秋楽では、空と共に皆様の気持ちも晴れわたる一日になりますように。


柚希礼音さん、夢咲ねねさん。
そして、音花ゆりさん。鶴美舞夕さん。海 隼人さん。逢月あかりさん。

宝塚大劇場ご卒業おめでとうございます。