結局Hさんのお庭では、相談されていたサバシロの♀1匹と、最初に捕まったサバシロ♂の2匹をTNRしました。

Hさんとしてはそれで満足ですし、それでもちろん良いのです。

ですが、私は大元の母猫がまた出産してい
るに違いないと思って周辺調査を続行することにしたのです。

今猫は多くないけど、元を絶たないと結局は外で暮らす猫がこうやって毎年少しずつ増えていくので、それが嫌だからです。
(TNRして共存できればそれで良いと思っている人たちとの意識の差が、結局は溝になるのだなぁと最近つくづく思います。。)


Hさんの話では、今年の始めごろHさんの庭に最初の2週間ほどは母子3匹で通ってくるようになり、その後今いる猫だけを置いて母猫はもう1匹の姉妹猫を連れてまた別の場所に移動し、それぞれを独立させていったようだと言います。

母猫は全く見かけないけど、当時一緒に来ていた姉妹猫は少し先の小学校裏の森から下りてくるところをごくごくたま〜に見かける、小柄で多分♀、黒猫で尻尾に特徴があるので当時来ていた姉妹猫に間違いない、と言うので、早朝捕獲待ち中にその辺りを一緒に歩いていると突然その噂の黒猫が一瞬横切ったのです。


だから、めったに見ないと言ってるけど、この辺を張っていれば会えそうだしきっとすぐに餌場も分かるでしょう、と思って周辺一帯に杉並保健所発行の飼い主のいない猫のお世話のルールブックの配布とTNRチラシのポスティングを行いつつ、猫が出入りしているお家はないか探しましたが全く分かりませんし、情報も入ってきません。

それどころか猫を殆ど見ないのです。

捕獲現場で猫がいないって初めての経験です。

その土地柄は昔の要塞跡地で崖のような場所に細長い急な階段があってその上にお屋敷が並んでいるような場所で、杉並区内といってもちょっと他の住宅地とは勝手が違うのです。

通りを歩いていても猫に会わない理由にはそういう地形も関連していて、人間は一軒の家の裏側に行くにはぐるっと回って坂を上ってぐるっと戻っていかないとならないのですが、猫は縦に上っていけるので、行動範囲が信じられないほど広いのです。

また猫が少ないことで猫同士の縄張り争いがあまり起こらないため、一般的な外猫の行動範囲よりもずっと広いエリアを移動するのです。

ぐるぐると周囲を何度も何度も見回っても手掛かりもなく、そこで知り合いのボラさんにこの周辺の餌場や餌やりさんを知らないか問い合わせ、近隣に住む動物愛護関係の方を紹介してもらうため現場で待ち合わせをしました。


それで経緯1の頼まれた猫のTNRが済んだことを話すと、その方に
「え、それじゃ何の問題もないじゃない。何を聞きたいの?」と言われました。


過去には深く、また現在も動物愛護に携わっている方なのですが、世代間ギャップということで、そこで私の主張はとくにせず、

「今猫は少ないのですが、水面下で少しずつ増えていっているのが確実なので、今のうちに大元の母猫と姉妹猫のTNRまでは済ませておきたいのですが、居所や餌やりさん、餌場が全く分からないので、ご協力ください」とお伝えしました。


また、もう1人の方から姉妹猫の黒猫と若い茶白猫をたまに見かける場所があると情報をいただき(Hさんに聞いてた場所も同じ)、休みの日にその辺りに行ってみると、あるお家のガーデンテラスから黒い毛がはみ出しているのが見えたのです。

早速インターホンを押して猫のことを尋ねると、出て来てくださった若い奥様が猫達のことを少し知っていて、昨年引っ越してきたときからすでにこの隣の森で親子や仲間達が住んでいたと、そして母猫の耳は当初からカット(他の猫にかじられちゃってるかと思ったそうですが。)が入っていたと教えてくれました。

子猫たちの数も色も母猫の特徴もHさんの庭に来ていた母子猫に全部一致しましたので、残りは黒猫の手術を終えれば少し安心していいかな、そして今目の前にはその探していた黒猫とその横に若そうな茶白猫が寄り添って寝ているのです。

そちらのお家で2匹の手術の為の捕獲をさせてもらえることになったので、いったん家に戻り捕獲器を取りに行くことにしたのです。

その時もお庭にいる猫の捕獲だし余裕だと思っていたのでした。


続く
昨日はリンパ腫発症10ヶ月目のミチルの抗がん剤の日でした。

兄妹の中で最長記録達成です。

相変わらず再発なし。

直近目標だった年越えは間違いない、2月が発症から1年なのですが、それも達成できると思うので、5ヶ月後の3歳を直近目標に変えたいと思います。

3歳のお誕生日は盛大にやりたいと思ってるので、頑張ろうね。

先日参加させていただきました目黒区の「ねこの譲渡会」で、シンゴはトライアルが決定しました。



お申し込み者様は、以前高井戸の譲渡会にもお越しいただいた方で、その時はお申し込みには至らなかったのですが、その後もこのブログでシンゴをずっと見守ってくださっていたようです。

来年の1月8日の高井戸譲渡会でシンゴに再度会いたいと思われていたようですが、このブログで中目黒に参加すると分かり、高井戸からお嬢様と一緒に会いにいらしてくださいました。

中目黒に参加させていただき感謝です。

そしてブログをやっていて良かった〜と思うと同時に、チェックしてくださっている方がいるのなら、更新もしっかり頑張ろう、と改めて思いました。

色々と書きたいことはあったのですが、いつも寝落ちしてしまい、すべて下書きに中途半端に残っている状態なので、もう手のつけようがありませんが、

シンゴの保護現場については、トライアル記念も兼ねて書きたいと思います。(長くなるので何回かに分けたいと思います)



地元だけあって餌やりさんや猫ボラさんなどの知り合いも多いこの現場で、まさかこれほど苦労するなんて当初は全く予想もしませんでした。

最初にこの現場を知るきっかけになったのは、昔からの知り合いの餌やりのYさんから、今からちょうど1年前の早朝に母子猫一家が家に来たので捕獲器を貸して欲しいと電話があったことでした。

こんな寒い中で母子猫なんて、、とすぐに駆け付けたいところでしたが、Yさんは捕獲器も使えるし捕獲もできる方なので心配せず、お任せしておきました。

もし難航するなら手伝うので連絡をください、また子猫の里親探しは協力すると伝えておいたのですが、しばらくしても連絡がないので問い合わせてみると、あれ以来一切猫を見ないと言われ、そのまま月日が過ぎていきました。

そして今年の春になり再度Yさんから連絡があり、近くの川沿いのHさんというお家に、あの時見かけた子猫のうちの一匹が通ってきていて、Hさんが手術をしたいので捕獲を手伝ってもらえないか?とのことでした。

そこでHさんに連絡をすると、旦那さんが月の半分は地方に行っているのでその間に捕獲をしたいとのこと、理由は旦那さんは猫は好きなのですが、避妊手術がかわいそうだと思って反対されているため、でも奥さんは餌をあげているなら手術しないと大変なことになると分かっている、警戒心が強い猫で捕まるか不安だが、まだ妊娠も出産もしていないので手術したいと思っているとのことだったので、旦那さんがいない期間にまた連絡ください、と伝えておきました。

その後Hさんからいつまで待っても連絡がなくなったのですが、私も色々忙しかったので相談者本人から連絡がない相談まで構っていられないと思ったのと、直接の知り合いですぐ近所のYさんが協力しないのかも疑問でしたので連絡あるまで放っておくことにしました。

庭に通ってくる猫の捕獲なのですから、捕獲器が使えれば誰だってできるでしょう。

それでも余りにも連絡がなく、このままでは更に次の世代まで産まれてしまうため、再度Yさんに連絡してHさんのところはどうなっているのか?また、元の母猫や兄弟猫はみかけないか?と問い合わせると、捕獲はまだだが頼みたいけど私の連絡先を無くしたので電話してあげて欲しいとのこと、、色々思うところはありましたが、地元で猫が増えるなんて耐えられないし、ようやく9月になって現場に入ることになったのです。

老犬介護をしていてHさんも余裕がなかったとのこと、ターゲット猫は決まった時間しか来ないけど、ほぼ毎日来る、餌をあげてる猫はターゲットの一匹のみで置き餌ではなく小皿に軽く一盛りのカリカリです。

でも警戒心が強いので入らない気がする、と捕獲器を仕掛ける前からネガティブ発言をするので、「大丈夫です。必ず捕まるまでやるので!」と宣言して取り掛かることになりました。


最初の捕獲器を設置した時、しばらくして猫がすぐに入りました。

私は近辺調査をしていたのですが、奥さんから「入りました。あのこに間違いない」と喜んで電話してきたので、すっかり安心して戻って捕獲器を覗くと、明らかに大きいし重いのです。

ターゲットの♀は子猫のように小さいと聞いていたので、これは絶対に違うと思い(♂猫でTNRしました。)、捕獲器の設置をそれから3日続けてもらいましたが猫が現れなかったとのこと、旦那さんが帰ってくるので、1度リセットすることにして再度トライの日、早朝からスタンバイして20時頃にようやく捕獲成功となりました。庭に通いでくる猫なのに予想以上に手こずりました。




無事にTNRし、今でもお庭に毎日通って元気にしているそうです。


これで終わりではなく、ここからが長い現場の始まりとなりました。


続く