Jリーグチームのサポーターを自負している以上、この件に関してはメッセージを残しておこうと思います。
8月2日の天皇杯4回戦。0-3で破れた浦和の一部サポが ルール を無視して暴力行為を起こした事件。
本日、日本サッカー協会から浦和に対して、来年度の天皇杯の出場資格剥奪という処分が科されました。
これに対してネットでは、処分が甘いと言う意見が多いように思います。
協会の処分に関する文書で
「浦和レッズサポーターが引き起こした懲罰事案はリーグ及び天皇杯を含めて2000年以降だけで11件にのぼる」
とあり、天皇杯に限定した処分では無いと考えられます。
結論から言うと、私はこの処分、甘いのではないか。と感じています。
今回の一件、JFAのサッカー観戦に対する見方が問われているのではないでしょうか。
1.今回の一件でサッカー界のイメージがかなり悪くなってしまったのではないか?
20年近くサポをしてると、いくつかのクラブにガラの悪いサポーターがいることは知っていますし、ニュースになったときも「またか」といった感じでしたが、今回は警備員を投げ飛ばしたりしており、サッカーを知らない人からしたら、サッカー見てる人って危ない人なの?と風評被害が広がり、ひいてはサッカー観戦者を減らしてしまうのではないか?
2.暴力事件を起こしても大事件になら無いというイメージがつかないか?
天皇杯出場資格剥奪。なんかスゴく聞こえますが、天皇杯に重きをおいているクラブはいくつあるでしょうか?日本にJクラブがいくつありますか?その中で決勝に残れるのは2チームだけです。つまり殆どのクラブが早い段階で脱落していきます。
初戦で負けたと思えば、むしろリーグ戦に専念できるとは思いませんか?
3.法的に追及できないのか?
暴力事件はやはり刑事事件として扱うべきだと思います。被害者が被害届を出さないのであれば、主催者(今回はJFA)が法的に対応すべきです。
今のままだと、サッカーの試合で暴れても前科がつかない。主催者(今回はJFA)が加害者を守っているように見えてしまう。
このようなことから、私は今回の処分には「?」です。
結果が気に入らなければ、ルールを無視して暴力に訴える。
今回、その実績を作ったのです。2度と起こらないと誰が約束できるでしょうか。
クラブもリーグも協会も、断固として毅然とした態度で望んでもらいたいです。
※思い出話
もう何年も前のことですが、甲府のホームゲームでメインスタンドで観客の1人(甲府側)がペットボトルを投げ込む事件が発生!
その時周囲にいた甲府サポ(観客)が投げた人に怒って注意したのです。
甲府は貧しいクラブなので、数百万円の低めの追徴金でもクラブの弱体化に繋がってしまう。そうみんながクラブのことを考えていたのです。