今、1974年公開の傑作を観終わりました。


いつもこれを観賞すると言葉を失ってしまう…。


本当の傑作はこういうものを言うのだと思う。


逆にこういうものを知っているからこそ、近年の邦画作品の駄作具合に我慢ならないのだと思う。


その作品とは…
$U's SKY AROUND the WORLD

これ以上、ラスト30分にのめり込んでしまう作品はなかなか無いのではないだろうか?


というか、そんな作品は僕の観た映画歴の中でさえ数える程しか無いのが事実である。


その中の3本指に入る作品がこれである。




『宿命』


その言葉が示す”幸せ”・”責任”・”罪”の重さが観る者を惹き付けて離さない。


あの原作者・松◯清張をも「小説以上の傑作である」と言わしめたのも納得できる。


全編に渡って続くーまるで水滴が大河となるようなー感動の継続は、この作品の核である。




あの時代(戦後付近)、ハンセン氏病で偏見・差別され苦しんだ人々が居た。


観客は彼らの苦しみを共に背負い、幸せを求め…それでも手放す親子の辛さに言葉を失うであろう。


涙は出ない。


それよりも苦しい悲劇を、この作品は音楽と画だけで力強く描くのである。


時代が変わっても、親と子の宿命だけは誰にも変えることはできない。


また、絶対に変わるものであってはならない。


これを観賞する度、痛感させられる。


子は親を選ぶことはできない。と同時に親もその宿命を受け入れねばならないはずである。





近年、虐待で子供を殺害する親になりきれない親が増加している。


どうかそんな親になる前の若い世代にこそ、この作品のメッセージを伝えたい。


子供にはどんな時も頼れるのは親だけなのだ。ただただ弱いものなのだ。


この作品を観賞したなら、まだそんな我が子を殺害できる程憎むことができるのか…?


その宿命に対する責任を果たす義務はどこにあるのか?


一度そんな疑問を加害者に聞いてみたい気がする。


もし観賞して心が痛んだならば、間違っても我が子を攻撃する心理にはなれないはずだから。




あの時代、大好きな富士山の製作会社が誇った野村芳◯郎監督の傑作。


もしまだ観てらっしゃらない方がいるのでしたら、この機会に是非ご覧下さい。


僕が黄金期の邦画にこだわり続ける答えが、そこに燦然と輝いています。


観客の心を揺さぶる程の情熱…それこそが映画の神髄だと思い、この時代の特徴であるのです。


本物を是非ご覧下さい♪






いや~、真面目に感想を語っちゃった(笑)!


いいもんですよ、やっぱ心が豊かになれる時間は大好き≧(´▽`)≦


でわでわ、皆さん。


おやすみちゃお~♪





Luv/Yuichi/Peace..