☆☆☆★★

2021年公開。
これは、難しいことは何も考えずにポカーンとして観るべき映画ですね。登場人物が多いけど、誰がどれとか追いかけることなく、ただただ画面の中で展開されている事だけど眺めて面白がる映画。それだけ意味もなければ中身もない。
前作同様、国家の極秘プロジェクトに特殊能力をもつ囚人達を使って捨て駒にしようという話し。善人も悪人もバタバタ死にます。映画や映像の倫理観ってどうなってるんだ、っていうくらい、残虐に死にます。命の価値の低い世界線のでしょうか?
まぁとりあえずハーレイ・クイーンは相変わらず悪女で強くて魅力的。彼女のアクションだけでお腹いっぱいです。とってつけたような父娘の絆とか、友情とか、どうでもいい(笑
悪党なら悪党らしく、とことんやれ。司令部の職員が横暴な上司に業を煮やしスーサイドスクワッドに感情移入して助け船を出すとか、作品のコンセプトに合わないんじゃないか?
それにしても終盤、「あれ?私が観ていたのはスーサイドスクワッド2のはずだったんだけど、「宇宙人、東京に現る」だったか?」と錯覚してしまったのに笑った。つまり巨大ヒトデが暴れ回る展開。しかも巨大ヒトデから吐き出された小型ヒトデが人々に張り付き、人々をコントロールするとか、どこかで見た手法だなぁ。巨大怪獣というか、巨大異星人なんか出さずに、アクションだけで完結させればよかったのに。
そう言えばサメ人間のナナウエが任務遂行に必要と語られていたけど、彼でなければなし得なかったミッションって終盤にあったか?
まぁそんなこんなで「残酷な天使」ハーレイ・クイーンを愛でる映画と言うことかな(笑