だが、1992年に行われた青森市の三内丸山遺跡での発掘調査で、縄文人の意外な実態が明らかになった。
800軒ほどの住居や墓、貯蔵庫やごみ捨て場などの跡が見つかり、35ヘクタールにも及ぶ巨大集落が発見されたのだ。
さらに床面積100平方メ-トルを超える大型竪穴式住居や、巨大建造物を建てる際に使用されたと思われる直径1メ-トルの柱の跡も発見され、そこから200人~500人ほどの巨大集落が形成されていたことが推測されたのである。
そして調査の結果、これらの遺跡はなんと紀元前3500年頃から1500年頃のもの、つまり縄文中期のものであることが判明。
この大発見は、日本人は縄文時代にすでに小都市を形成、何世代にもわたって定住していたことを証明することとなった。
それだけではない。
三内丸山付近では発掘されてこなかった黒曜石の石器なども見つかり、すでにこの時には広範囲にわたる交易が成立していたことが明らかになったのである。
4000年以上も前の日本。
我々が思っていた以上に当時の技術は発展していたようだ。
最後に、懐かしのアイドル画像でお楽しみください煜
