画期的な個人識別法に潜む冤罪の可能性とは? シティハンターのブログ煜 意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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1985年、イギリスのレスタ-大学の遺伝学者アレック・ジェフリ-ズ(1950年~)は、人間のDNAを特定の酵素で切断すると、長さが個人によって異なることを発見。

これを犯罪者特定に利用できないかと考えた。

指紋に匹敵する識別精度があるため、「フィンガ-プリント法」と呼ばれるこのDNA鑑定法は、1986(昭和61)年、イギリスで起きた婦女暴行・殺人犯の検挙に貢献。

以後、世界中の警察捜査を劇的に変えたといわれる。

しかし、この方法は動植物と人間のDNAの区別もできない程度のものであり、日本でもDNA鑑定の誤解析が冤罪につながったケ-スが発覚して話題となった。

現在では1ナノグラム(10億分の1グラム)の試料で解析できる「PCR法」が主流となり、精度も格段に向上したといわれる。

写真は、アレック・ジェフリ-ズ。


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