これを犯罪者特定に利用できないかと考えた。
指紋に匹敵する識別精度があるため、「フィンガ-プリント法」と呼ばれるこのDNA鑑定法は、1986(昭和61)年、イギリスで起きた婦女暴行・殺人犯の検挙に貢献。
以後、世界中の警察捜査を劇的に変えたといわれる。
しかし、この方法は動植物と人間のDNAの区別もできない程度のものであり、日本でもDNA鑑定の誤解析が冤罪につながったケ-スが発覚して話題となった。
現在では1ナノグラム(10億分の1グラム)の試料で解析できる「PCR法」が主流となり、精度も格段に向上したといわれる。
写真は、アレック・ジェフリ-ズ。
