この唐山大地震では、煉瓦積みの家屋と過密都市構造が災いして、死者約24万3000人、重傷者約16万5000人を数える20世紀最悪の震災被害を出した。
地震が放出したエネルギ-は、広島型原爆の約400倍と推定されている。
もっとも、当時の中国は毛沢東主席らが推し進めた「文化大革命」の末期にあり、国内政治は大混乱に陥り、情報統制も厳しかった。
このため、この唐山大地震の死者数は、非公式には60万人以上だったといわれている。
この中には、火力発電所の建設を指導していた日立製作所の日本人社員3人も含まれていた。
写真は、唐山抗震記念碑。
