しかもプログラミングは、6000個以上のスイッチ操作を人力で行わなくてはならなかったという。
しかし、10桁の加減算を1秒間に5400回こなす計算能力をもち、7時間を要した複雑な弾道計算をわずか3秒で処理できた。
これは本来、大砲の弾道計算用の演算機として、アメリカ陸軍から依頼されて開発したものなのだが、完成時には第二次世界大戦が終結していたため、戦後、水素爆弾のシミュレーション計算に用いられることになった。
人間がやれば100年かかるといわれた計算を、2時間で処理できたとされる。
写真は、コンピュ-タ「エニアック」(ENIAC)本体。
