映画を芸術に昇華させた6分間の名シ-ン! シティハンターのブログ煜 意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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1926年、ソ連の映画監督セルゲイ・エイゼンシュタイン(1898~1974年)のサイレント映画『戦艦ポチョムキン』(1925年製作)がヨ-ロッパで公開されると、進歩的な映画人は騒然となった。

従来の映画にはなかった革新的な製作手法が盛り込まれていたからである。

それは、異なるシ@-ンを繋ぎあわせて鑑賞者に特定のイメ-ジを喚起させる「モンタ-ジュ」という手法だ。

「映画史上もっとも有名な6分間」と呼ばれるオデッサの階段シ-ンでは、階段を落ちる乳母車、泣き叫ぶ母親、銃で撃たれる人々などが、次々とスクリ-ンに映し出され、この映画のテ-マである「ロシア革命」の臨場感を見事に表現した。

それまでの映画は、単に長回しのフィルムをつないで状況を説明するという記録的要素が強かったが、エイゼンシュタイン監督のこの試みによって芸術の仲間入りを果たしたといわれている。

写真は、オデッサの階段シ-ン。


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