大震災復興の原動力となった前代未聞の遷都論! シティハンターのブログ煜 意外に知らない日本史! | シティハンターのブログ

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関東大震災(1923年)によって、東京は灰ジンに帰した。
その混乱の中、陸軍参謀本部から「東京はまた大地震に襲われる。遷都すべきだ」という遷都案が提出された。

遷都先の第一候補となったのは、朝鮮半島の京城(現・ソウル)で、同地が有力候補となった背景には、「移民を促進し、大陸にもにらみが利く」という軍部の独断専行があった。

当然、この遷都論に国民は動揺し、識者の政府批判もかまびすしくなった。

そこで政府は帝都復興院を設立し、復興計画を推し進めることで軍部主導による遷都論の沈静化を図った。

その結果、復興は急ピッチで進展。

東京を捨てようとした急進的遷都論によって、逆に近代都市・東京の礎が築かれたのである。

写真は、震災直後の浅草。


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