”ハラ”違いによる勘違いが暗殺事件に! シティハンターのブログ煜 意外に知らない日本史! | シティハンターのブログ

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第19代内閣総理大臣の原敬(ハラタカシ、在職:1918~1921年)の暗殺犯である中岡昆一(ナカオカコンイチ、1903~没年不祥)は、山手線大塚駅の転轍手(テンテツシュ、ポイントマン)だった。

事件(1921年)の1ヶ月前、上司と政治談義を戦わせた折、「今や武士道精神は失われた。政治家は”腹」を切ると言うが、切ったためしがない」と上司が激高すると、原政権に不満を持っていた中岡は、「それなら私が”原”を斬る!」と言い放ったという。

上司の言辞は「昔の為政者は切腹して責任をとった」という意味であったが、中岡は「腹」を「原」と取り違えて、凶行におよんだというのだ。

日本憲政史上初となる現職首相の暗殺事件は、勘違いから起きたのである。

写真は、原敬。


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