シティハンターのブログ煜 意外に知らない世界史! 列強のパワ-バランスを狂わせた女王の死?! | シティハンターのブログ

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イギリスのビクトリア女王(在位:1837~1901年)の死は、ヨ-ロッパ中に衝撃を与えた。

というのも、亡くなった時点で、彼女の40人の孫と37人の曾孫がヨ-ロッパの諸王室と婚姻関係を結んでおり、イギリス王室を中心としたケイ閥を築き上げていたからである。

女王は影に日向に影響力を行使して列強間の均衡を保ち、「ヨ-ロッパの祖母」と呼ばれていた。

このため、女王という求心点を失ったヨ-ロッパでは、イギリスとドイツを主軸に勢力が二極化し、ついには、ともに彼女の孫であるイギリス国王ジョ-ジ5世(在位:1910~1936年)と、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世(在位:1888~1918年)が、第一次世界大戦(1914~1918年)で争うことになったのである。

写真は、ビクトリア女王。


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