シティハンターのブログ煜 意外に知らない日本史! 演歌の源流は自由民権運動だった! | シティハンターのブログ

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1874(明治7)年の「民撰議院設立建白書」提出で始まった自由民権運動は、民主化を求める庶民に広く支持されていった。

対する藩閥の有司(官僚)が主導する政府は、この運動を沈静化させるべく、壮士たちは「壮士芝居」と呼ばれる演劇に仮託して、政治的なメッセ-ジを広める戦略をとった。

この壮士芝居の中で歌われた「ダイナマイト節」や「ゲンコツ節」「ヤッケロ節」といった歌は「演歌」と呼ばれ、人気俳優の川上音二郎(1864~1911年)が歌った「オッペケペ-節」は一大流行歌となった。

その後、自由民権運動が下火になるにつれ、演歌の歌詞は政治的なものから、男女の恋などを歌ったものへと変化していき、歌謡曲として演歌(艶歌)へと発展していったのである。

写真は、川上音二郎。

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