愚行といわれた試みが、アメリカの工業化を推進した!?意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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石油の存在は「燃える水」として、古代から知られていたが、18世紀中頃までは灯火や眼病の治療薬等として使われただけであった。


その理由は、当時の石油の生産方法が地面にしみでる原油を集めるという原始的なもので、供給量が少なく高価であったからだ。


アメリカのロックオイル会社のエドウィン・ドレ-ク(1819~1880年)は、原油が地下からしみでる点に注目し、地面を掘削して石油を採取する方法を研究。

ペンシルベニア州のタイタスビルで、世界初の機械採掘を試みた。


当初は誰からも注目されなかったが、ドレ-クが地下21mで油床を掘り当て、日産25バレル(3975リットル)の採油に成功すると、近在の実業家たちは手のひらを返すように、ドレ-クに助言を求め始めた。


その結果、アメリカはペンシルベニアを中心としたオイル・ラッシュに沸き、アメリカの工業化を支えた石油産業が興隆したのである。


写真は、ドレ-クの初期油田。


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