その下履きとして女性解放運動家のエリザベス・ミラ-(1822~1911年)が考案したのが、ウエスト部分と裾のすぼまったトルコ風のズボンであった。
禁酒啓蒙誌「リリ-」を発行していたアメリア・ブル-マ-が、この服装に注目し、同誌で「女性が自由に動き回れる服装が誕生」と紹介したところ、女性解放運動家たちの間で愛用者が急増した。
しかし、一般の人からは好奇の目で見られたため、この服装はほどなく姿を消した。
ところが、20世紀に入ると、その機能性が注目され、女子学生の運動着として市民権を獲得する。
その運動着は、紹介者のアメリア・ブル-マ-の名にちなみ、「ブル-マ-」と呼ばれている。
写真は、アメリア・ブル-マ-。
