この大陸間通信が稼働すると、両国の証券取引所で同日取引が可能となったことなどにより、英仏経済は相乗的に活性化した。
海底ケ-ブルの敷設が可能になったのは、海水に強い「グッタ・ペルカ」という樹脂が実用化されたからである。
しかし、実際に大陸間通信が稼働したのは、ケ-ブル敷設から1年たった1851年のことであった。
最初の電信実験は成功したが、わずか数時間後には通信がという途絶えてしまったのだ。
原因を調べると、フランスの漁師が網に引っかけたケ-ブルを新種の海藻だと勘違いして、切断したためと判明。
この教訓を生かし、今度は柔軟性や絶縁率に加え、強度も重視したケ-ブルが開発されたのである。
写真は、イギリスのド-バ-。
