本年6月から手塚治虫原作の「W3(ワンダ-スリ-)が始まった。
こちらは、地球の調査に来た3人の宇宙人が主人公。
地球では動物の姿を借りて活動する3人だが、隊長ボッコは元々リスの設定だったのが、とある事情によってウサギに変更されたのだとか。
また、当初「週刊少年マガジン」に連載されていた原作が、テレビ放映直前になって「週刊少年サンデ-」へ移行するなど、何かと謎の多い作品だ。
その他、正義のヒ-ロ-とは少し違うが、4月にはNHKで「宇宙人ピピ」も始まっている。
ピピの部分だけが漫画という異色のコメディドラマだ。
宇宙以外の場所からも正義のヒ-ロ-は来訪している。
1月からTBSで放映され、大人気を読んでいる「ス-パ-ジェッタ-」の主人公ジェッタ-は、30世紀から現代にやって来た未来のタイムパトロ-ルだ。
マッハ15で飛行するタイムマシン・流星号は今、子供たちの間で一番憧れられている乗り物といってもいい。
一方、12月から日本テレビで始まった「戦え!オスパ-」の主人公オスパ-は、海底のド-ムで暮らしていたム-大陸人。
念力などの超能力を使って、敵と対決する。
出身がどこであろうと、普通の人間をはるかに凌ぐ能力を持っていることが、これからのヒ-ロ-の条件と言えそうだ。