12月公開の東宝映画「怪獣大戦争」では、ゴジラとラドンが宇宙へ初進出。さらに謎の宇宙人X星人と宇宙怪獣キングギドラが加わって、大戦争を繰り広げる。
新たに発見された木星の衛星X星には、宇宙人が存在していることが判明した。
彼らは宇宙怪獣キングギドラの脅威にさらされており、これを撃退するため、ゴジラとラドンを貸してほしいと地球人に懇願してきた。
国会では、宇宙の平和と友好のため、X星人の依頼を受けることを決定。
その結果、X星へと運ばれたゴジラとラドンは、見事にキングギドラを撃退し、X星人は感謝のしるしとして、ガン特効薬のデ-タが入ったテ-プを地球人に提供した。
しかし、テ-プの内容は、X星人による地球植民地化宣言だった。
キングギドラ、ゴジラ、ラドンはX星人のコントロ-ル下にあり、降伏しなければ、この3怪獣に世界各国の主要都市を襲わせるというのだ。
すべてはX星の罠だった。地球人類はこの危機を回避することができるのか?
最初は地球人に友好的な態度を示していたX星人だが、真の目的は地球征服だった。
テレビ漫画の世界では、地球の平和を宇宙からやって来たヒ-ロ-に任せきりにしているが、X星人の出現はそんな地球人に対する警鐘と言えるかも知れない。
それと同時に気になるのが、ゴジラの変わり樣だ。
どこで覚えたのか、「シェー」までするようになったゴジラには、地球人も戸惑いを隠せないでいる。
