流行語大賞は「あたり前田のクラッカ-」昭和38年にタイムスリップ! | シティハンターのブログ

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今年もまた、様々な流行語が世を賑わせた。大賞を受賞した「あたり前田のクラッカ-」は、昨年(昭和37年)5月よりTBSで放送されている時代劇コメディ-「てなもんや三度笠」の中に登場するコマ-シャルのセリフ。藤田まこと演じる主人公の渡世人・あんかけの時次郎が悪人をやっつけた後、やおら懐から菓子を出し、「オレがこんなに強いのも、あたり前田のクラッカ-」と見得を切るのである。言葉の内容をよく吟味すれば意味不明であるし、要するにただのダジャレに過ぎないのだが、その見事なまでの語呂の良さから、人々の脳裏に焼き付いた。本年になってもその勢いは衰えず、もはや国民的流行語として定着したと言っていいだろう。

なお、商品を発売している前田製菓は、大阪府堺市で大正7年に創業された老舗の菓子メ-カ-である。昭和30年よりクラッカ-類を発売しているが、この流行語により業績は大幅にアップ。昨年発売した、インスタントコンソメス-プ付きの「ランチクラッカ-」も大好評のようである。

ただ、流行語人気にあやかり、日本各地で「あたり前野のビスケット」や「あたり前川のおせんべい」など、類似商品が多数確認されている。購入の際には、注意したいものである。