こんなの踊れるか!?日本の踊りはどこへ行く?昭和37年にタイムスリップ! | シティハンターのブログ

シティハンターのブログ

ブログの説明を入力します。

子供が踊るのは、盆踊りで「炭坑節」か「東京音頭」、あとは学校の授業で最近始まったフォークダンスとやらで「マイムマイム」とか「オクラホマミキサ-」などを無理矢理踊らされる程度か。ちなみにこのダンス授業でクラスで最初に女子と手を繋いだ奴らは、必ず休み時間に「エンガチョ」の刑を食らうことになる。

ところが大人というかお兄さんお姉さんの場合は状況が全く異なる。なにせ最近、いろいろなダンスが立て続けに入ってきて、状況はまさに混沌としつつあるようだ。

戦後間もなく、進駐軍がダンスホ-ルでマンボだのルンバだの踊ったのを見よう見まねで導入し始めたらしいが、つい最近だと昨年流行した「ドドンパ」が特筆ものだ。なにせ渡辺マリが大ヒットさせた曲名が「東京ドドンパ娘」なのだ。足を曲げ、リズムに合わせていきなり、どどん、ぱっ!と腰を上下させる振り付けは新鮮というよりも噴飯ものではないのか。その後あんまし流行らなかったのも頷ける。

ところが今年に入り、そんなドドンパも真っ青なダンスが続々と流行し始めた。ツイストとチャ-ルストンである。腰を落として体を早いリズムで捻りまくるのがツイスト、チャ-ルストンに至っては片足を浮かせながら体を捻って激しく振幅を繰り返す。チャ-ルストンの方はアメリカで戦前に流行ったのがリバイバルしたらしいが、いずれにせよ優雅な日本の踊り(盆踊りが優雅かはともかく)に慣れ親しんだ我々には無茶もいいところだ。

こんな傾向が今後も続くなら、下手をすると遠い未来、うら若き女性が扇子を持って高台の上で狂乱の踊りを見せまくる、などといえ時代も到来しかねない。そうなったら日本もオシマイだ。