開戦当初とは、目的も担い手も異なっていた三十年戦争!意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

シティハンターのブログ

ブログの説明を入力します。

ボヘミア出身のヴァレンシュタインは、私費を投じて軍隊を整備し、神聖ロ-マ皇帝にかわって三十年戦争を戦った。この頃になると、実際の戦闘はヴァレンシュタインのような”戦争請負人”が傭兵部隊を率い、褒賞を求めて戦うようになっていたのだ。

また、同年にはデンマ-クが北ドイツに侵入し、翌年の「ルッタ-の戦い」でヴァレンシュタインの軍に敗れているが、このデンマ-クの背後には、皇帝位を独占するハプスブルク家の台頭を警戒したイギリスやフランスがいた。ドイツ国内の宗教対立に端を発した三十年戦争は、やがて前線で戦う兵士たちも戦争の大義も、当初とは別のものとなっていたのである。

1626年
ドイツでアルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン(1583~1634年)率いる神聖ロ-マ皇帝軍が「ルッタ-の戦い」でデンマ-ク軍に大勝