腕に、首に、脚に、どこでも抱きつく「ダッコちゃん」大人気!昭和35年にタイムスリップ! | シティハンターのブログ

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右も左もとにかく「ダッコちゃん」なのだ。今年日本は、この黒く小さなビニ-ル人形に占領されたと言っても過言ではあるまい。果たしてその人形の秘密とは?

ダッコちゃんは、正式な商品名を「木登りウインキ-」という。発売したのはツクダ屋玩具、製造したのは佐藤ビニ-ル工業所(本年7月より「宝ビニ-ル工業所」に社名変更)である。今年4月に発売されるや、子供(特に女子)や若い女性を中心に人気を集め、年末までになんと240万個が販売されたと言われている。

それにしても、単純なビニ-ル人形なのである。特徴と言えば、両手両足が輪っかになっていて、どこにでも引っ掛けられるところぐらい。しかし、これが大ヒットのカギとなった。自分の腕やカバン等につけて町を歩く人が出始めたのだ。それを見た人は「何その人形?可愛い!」と興味を持ち、自分も身につけたがる。「ウインキ-」は1個180円と安価なので、ほとんどの人が気軽に買える。そして気がついたら、町行く人たちは皆「ウインキ-」をどこかにくっ付けている…。いや、その時はもう、「ダッコちゃん」という愛称が出来上がり、そちらの方がずっと有名になっていた。

とまぁ、そういう具合にブ-ムとなったダッコちゃんだが、薄手のビニ-ルでできているため、持ち歩くとよく穴があく。それも、発売個数を伸ばした要因かもしれない。