遅れに遅れた即位の大礼!その悲しき理由とは?意外に知らない日本史!後柏原天皇の即位の大礼は、1500(明応9)年の践ソから実に21年も経ってから行われ、異例の皇室行事として歴史に刻まれることとなった。 このような事態になった理由は、応仁の乱の戦後処理に奔走する諸大名からの献金が集まらず、皇室財政が極度に逼迫していたのである。 1521(大永元)年、大坂本願寺の献金によってようやく大礼の挙行が叶ったが、慢性的な財政逼迫は続き、次の後奈良天皇(在位:1526~1557)の即位の大礼も、践ソの10年後に行われている。