アステカ帝国を襲った疾病の正体とは?意外に知らない世界史! | シティハンターのブログ

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16世紀中旬、メキシコ中央高原のアステカ帝国一帯を襲った疾病は、数年間で先住民族の8割近くが死亡するほどの猛威をふるった。

疾病はその後も蔓延し続け、17世紀における先住民族の人口は、1521年にスペインに征服される前の数パ-セントにまで減っている。

この疾病の正体は、実は百日咳や天然痘、流行性感冒(風邪)など、ヨ-ロッパ世界ではよく知られた病気で、アステカ帝国を滅ぼしたエルナン・コルテス(1485~1547年)率いる約5万人のスペイン兵がもたらしたものであった。

これらのウィルスに全く免疫を持たなかった先住民族たちは、スペイン入植後の生活環境の悪化もあって、ヨ-ロッパ人ならば数日で治癒する流行性感冒でも次々と死んでいったのである。