極寒の南極大陸に「昭和基地」建設!昭和32年にタイムスリップ! | シティハンターのブログ

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南極…それは、人類に残された最後のフロンティア。

そんな極寒の南極大陸に、日章旗がヘンポンと翻ったのは、昭和32年1月29日のこと。昨年11月、南極観測船「宗谷」で日本を出港した予備観測隊の面々が、ついに南極の西オングル島に上陸したのである。本年は「国際地球観測年」にあたり、世界64ヵ国の科学者が南極に集まって種々の研究をすることになっている。日本も、それに参加すべく、観測隊(予備隊+本隊)を派遣したのである。

予備隊の主目的は、後発の本隊のために、観測基地を築くことであった。永田武隊長以下の精鋭たちは、東オングル島に移動し、2月6日までの短期間で同地に「昭和基地」を設営。同15日には、越冬隊の11人を残して帰国の途についた。いや、厳密にいうと11人の他に犬が19匹、猫が1匹らカナリアが2羽残された。

彼らは、基地内で越冬(南極大陸は南半球なので、日本では夏の期間にあたる)しながら本隊の到着を待った、というか、昭和32年末現在もまだ待っている。

本隊は本年11月に「宗谷」で日本を出発し、南極に向かっている。頑張れ、越冬隊。救助はもうすぐだ、いや、別に遭難してるわけじゃないのか。ただ、いずれにせよ、入れ替わりとなる本隊が到着しない限り、彼らは日本に帰ることができない。そう考えれば、やっぱり遭難しているのとあまり変わらないかもしれない。