講談社は少年向けの雑誌「ぼくら」と少女向けの雑誌「なかよし」を同時創刊した。
「ぼくら」は光文社の「少年」のように漫画と附録を重視した構成。子供の好みの比重が絵物語から漫画に移っていることを敏感にとらえたものだろう。
創刊号には武内つなよし、藤子不二雄といった最近好調の漫画家を集めている。
集英社からは「なかよし」のライバル誌といえる「りぼん」が創刊された。どちらも光文社の「少女」以上に漫画に力を入れている。少女漫画も漫画全盛の時代を迎えた。
これからは少年誌、少女誌ともに漫画を中心とした競争が展開されそうだ。