最近子供の間で流行しているのが、スクーター遊びである。
スクーターと言っても、大人が乗っている「ラビット」や「シルバ-ピジョン」のようなエンジン付きではない。細長い板に2つのタイヤとハンドルだけがくっついた、完全人力のスクーターである。だが、これに足を乗せ、風を切って疾走するのが、最高に気持ちいいのだ。
大別して、スクーターには2つの種類がある。片足を板の上に置き、もう一方の足で地面を蹴って進む「足蹴り型」と、板の上にペダルがついていて、それを足で踏むことによって前に進む「ペダル型」である。
本来主流は「足蹴り型」なのだが、ここに来て「ペダル型」も台頭しており、子供の人気を完全に二分している。
それぞれ一長一短があり、「足蹴り型」は自分の足が動力源だけに、急加速など、とっさの反応に強い。ただし、ずっと地面を蹴り続ける必要があるため、疲れやすい。
一方「ペダル型」は、リズミカルにペダルを踏むことで快適な巡航が可能になるが、機構が複雑な分、車重が重く、故障も多い。
ともあれ、どちらのタイプのものが好みだとしても、スピ-ドの出しすぎに注意して楽しんで欲しい。