白煙の 神託受けて 咲くセイボ

いつの時代だったろう。

学生が田園を散歩していると、年老いた農夫が、突然地面に平伏したという。

驚いた若者は「どうして私のような者に」と尋ねると「あなた様は、法王になられます」と答えて立ち去った。

そして、その若者は、老人の予言どうり、後に法王になったそうな。
(ブエノスアイレスの花、フランチェスコ1世誕生)

春闘や 一富士ニ鷹 ボーなすび

働くものに春きたか、トヨタ、ボーナス満額回答。
お金は使わなければ只の紙。使ってこそ粋紙様。
人は石垣、人は城の、労使の交わり。

ガス欠では車は走らぬように、人も低賃金では良質の労働力を発揮しないと悟ったか、自動車会社だけに。

バチカンの 煙突の先 コンクラーベ

法王ベネディクトの後継は誰か?
古いものや悪いものは焼かれて煙となる。
アポロンの火は、生活の灯火から戦火までさまざま。

戦火の煙が昇らぬよう根競べ。

オランダを 咲かせた花は チューリップ

蟻の一穴から堤防は崩れ街は海の底となる。
オランダを救った少年ハンス・ブリンカー。
底の抜けたバケツは役に立たない底の問題。
底なし沼では解決は不可。底をはっきりと
させる事で、震災地にも、花は咲く。

こんぴらさん 石段の山 海の神

海の安寧をはかる琴平山金刀比羅宮。
石段を積み上げた雲上界に鎮座する。
何故、海神様が山の上に?津波も届かぬ安全地帯の教唆かと今更ながら。


カタリスト  ~空木宝剣とアーサー・ヒルバンの先憂後楽~

来し方の 春に予約の 不動院

還暦過ぎれば人生の残業。

神社仏閣大先輩。
見れば参拝、掌の皺を合わせて幸せ作業。
過去の穢れを禊いで、来世の予約作業。
従身語意之所生 一切我今皆懺悔。

花びらの 羽をまといて 紋白蝶

ひらひらと、春の使いの蝶が舞う。
蝶のように舞い、蜂のように刺すのはモハメット・アリ。
もしも、キリスト教にルター、カルヴィン、ツヴィングリが、いなかったならば、資本主義は、もっとゆっくり舞っていたかも知れない。

ケツバット 春宵一刻 キューバ戦

尻を見て選手を選べというが、キューバ打線は当たれば、ピンポン玉のようにはじき出す。
あのゲバラ、歌手のイグレシアス、ゾロのガルシャ、ボクサーのゴンザレスと、ピッチャーの名前の値は千金。

鶯や 智恵子の空に 法華経

♪東京の空 灰色の空 本当の空が見たいという・・阿多多羅(安達太良)の山に今日も聞こえる~
いつの世も、我利我利亡者が空や海を汚し、地球を穴ぼこにする。

宇宙は望遠鏡ではなく顕微鏡の中に相対する。