いつまでも 訛りの抜けぬ 桜桃忌

昭和23年6月13日は太宰治の命日。

東大仏文の太宰は、晩年サルトルの「嘔吐」を読んだに違いない。
サルトルは斜視の、太宰は津軽訛りの、生まれ出る壁。
サルトルは、マロニエの根っこに、太宰は、桜桃の撓む枝に吐き気をもよおす。

サルトルはノーベル文学賞を辞退し、太宰は第一回芥川賞を石川達三に攫われる。

元禄の あとに宝永 富士噴火

「鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春」
芭蕉門下十哲の一人、

榎本其角(1616~1707)の句。

それから約200年後の明治の秋に、
「柿くえば 鐘がなるなり 法隆寺」の子規。

洪水の 岩をも砕く 水ちから

平素は穏かなせせらぎも、雷神の轟砲一発猛威を振るう。

川を駆け下りあらゆるものを下流へと押流す。
悪役は何の為?

やっつけてスカッとする為の水戸黄門。
革命も改革も改悪も、アクアが流すヒストリー。

出雲発 いづれ阿国か まりやさま



カタリスト  ~空木宝剣とアーサー・ヒルバンの先憂後楽~

夏枯れや 雨壺の芝 触れなんと

梅雨なれどダムの渇水つゆ知らず。

梅雨前線海の上。

山や田畑の上に降ってこそ恵みの雨。
須佐には、触れると洪水を起こす雨壺が在るらしい。

お爺さんは山に芝刈りに、お婆さんは川に洗濯には繋がっている。

裏木戸を 開ければ 風の通り道

裏の裏は表だが、表の表に裏はない。
人は皆インサイダーをを欲して答を知りたがる。
学生の頃からの悪い癖である。

それにしても10年後の150万とは鬼が笑う。

盆と正月が今にもくるかの答こそ福笑い。

アフリカや すきま産業 蚊帳の内

発展著しいアフリカに、ODA1000億円。
日本では見かけなくなった蚊帳が、アフリカでは売れるらしい。

開けっぴろげの家と同様のグローバル社会では、蚊帳の外に置かれぬよう蚊帳を吊るべし。

松原や 青春白書 智恵子抄

♪愛していると言ったら負けで~愛してないと言ったら嘘で~ポニーテールにブックバンド、松原智恵子の全盛期「あいつと私」。

歯医者役の早川保の台詞「歯の美しい人は心も美しい」が、のちの「芸能人は歯が命」につながる。

卯の花や オカラにキラズ 豆腐粕

卯の花や カラの空木の 先に咲く

卯の花や 汝のメモリー コリン星

鮎の川 友釣り漁夫も 川の中

今日は、写真の日・気象記念日・電波の日と鮎の解禁日。

清流を遡る鮎、石苔の縄張り争いを利用しての漁夫の利。

爽やかな一日、川沿いを走る車窓から、鮎釣りの風景をパチリ。