カフカの城門はるかなる カフカの城に 冬篭り 可か不可か、幸かい不幸かい、人の行く手には迷路のような阿弥陀さま。 春には春知らず、夏には夏知らず、秋冬となりて過ぎたるを知る。 実は、カフカは朝には城に辿り着いていた。 よって、夕暮れまで韃靼人の守る閉ざされた門前で、悶々とする退屈な時間を過ごしてしまったに相違ないが、城に入ったか否かは定かではない。