昨日の日経平均16000円の上髭、6年ぶりとの事。
アベノミクスでトロイカトナカイ高鳴るバイヤン。
2014年度予算一般会計、95兆8823億円海底人とは、半世紀以上生きた者しか分かるめえ。
冬草や 喪中はがきに 迷い筆
年の瀬の、喪中はがきと年賀状。
行く年来る年、
めでたさも中位なりか一里塚。
人生は42.195(死に行くGo)のマラトンの戦い。
誰の身にもいずれ届く、
トロイアの木馬。
年の瀬の 討ち入りの日の 御通夜かな
生老病死の一生。
七つの死に方を説いたのは三島由紀夫だが、殆どの人は、終焉を自分では決められない。
交通事故死の御通夜に参列。
生きている事こそ奇跡と思えた夜。何故、人は戦で命を散らすのか?
これまでもこれからも。
冬ざれて 昼の電飾 影もなし
短日の夜を飾るイルミネーションも、昼間には見る影もない。
昼行灯のごとく、木枯らしの中に茫と建つだけである。
小さな灯りが輝くには、太陽のない暗闇を待たねばならない。
三本の 音羽の滝も 凍るとや
清水の舞台で書かれた「輪」が、
今年の漢字。
五輪の輪と復興支援の輪を表すとの事。
円を大量に刷った輪転機の輪もあるかも知れない。
あとは、ブラック企業がレンタル雇用を正規雇用に変えれば、来年の世相は和むかも。
吾輩は 猫であるから 漱石忌
1916年12月9日は漱石の命日。
猫を擬人化することで、人間の尺度や規格や名前さえ剥奪して、存在そのものに迫っていく広がりは、漱石を伊予や肥後や倫敦まで足を運ばせた。
猫になった漱石は、カブトムシになったカフカより16歳年長。
実存の先駆者かもしれない。