今年も残すところあと5時間になりました。


ダラダラと長文が多い自分のブログにお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました。


来年はどんな年になるでしょうか。


ところで、年末に買い物へ行ったところ、カニが1万五千円!高い!魂が抜ける


共通テスト利用かよ!と1人、突っ込んでしまいました爆笑


来年こそ心穏やかに過ごせますようにお願い


そんなこんなで紅白歌合戦が始まりました!

今年のラインナップは私好みなので、ビール片手に楽しみます。


それでは、皆様よいお年を!

2022年も今日で終わり。

なんてことは、受験生を抱えている家族にとっては、しみじみ思っていられないわけであせる

 

でも、たまにはしんみりしてみようかな、と(主に自分が泣き笑い)。

そこで、受験シーズン直前に放送されるポカリスエットの応援CMが今年も公開された(第9弾!)と言うことで、大晦日もがんばる受験生とその家族を毎年奮い立たせてくれた過去のポカリ応援CMを一挙にまとめてみました~。

2012年「とどけ、熱量。」篇

 

記念すべき第一弾の出演は満島ひかりさんで、名曲「ファイト」を熱唱しています。

 

2015年「見せてやれ、底力。」編 

 
出演は平祐奈さん。女優、平愛梨さんの妹さんですね。
見どころは製作時間2,623時間、総枚数6,328枚、総勢34人の美大生たちによる、動く黒板アートアニメーション。圧巻です。
実際に創作風景を見てみると、その苦労が伺いしれます汗

 

2016年「夢の背中」篇

 

受験生は「カムカムエヴリバディ」の勇ちゃんこと、村上虹郎さんが演じています(ちょっと幼いけど、やはりカッコいい!ニコニコ)。

合格発表から始まるのは、最新作の2022年編も同じですが、こちらは掲示板の前に胴上げ。たった6年前なのに時代を感じます…。

合格発表の掲示板前でリアクションなく佇んでいるということは…思ったような受験結果が得られず、あと一年頑張りましょうということ泣

 

動画ではホリエモンが登場笑

ホリエモンの言ってることと、テレビを速攻で消す主人公泣き笑い

 

それはともかく、あんなに小さくて駄々をこねていた子どもが、壁にぶち当たって暴れまくって…親としてはもうあやすこともできないわけですよ。

(自分も死ぬ気でやれば大丈夫と言っては、兄さんにキレられました真顔

 

「見せてやれ、底力」

 

じっと見守るしかできないのは辛いけど、成長した子どもの姿を見られるのは何ものにも代え難いのです。

親は子の底力を信じるしか道はないのです(自分への戒めも含む)。

 

2017年「一歩を信じる」編

 

出演は「DISH//(ディッシュ)」の北村匠海さん。

曲は山下達郎さんの「希望という名の光」。

 

「受験に意味があるかどうかは分からない。ただ、一歩一歩自分の力で掴み取った景色は生涯忘れられないだろう」

 

恐らくこれまでで一番過酷なロケだったであろう、3000m級の雪山登山をリアルに撮影するという…。

結果はどうであれ、達成感を経て見えた景色は別格でしょうね。

弟さんに受験が終わったら聞いてみたいなニコニコ

 

2018年「心の声」篇

 

出演は「おかえりモネ」のみーちゃんこと蒔田彩珠さん。

 

「ザ・ブルーハーツ」の名曲「人にやさしく」をヒロインが歌うのを軸に、ラストは学生600名で斉唱するという、一体感を重視した演出が印象的でした。

 

現実には、定員厳格化という愚策がじわじわとボディブローのように効き始め、この頃は進学校の生徒であっても「全落ち」したという話も聞きました悲しい

 

 

2019年「My Way」篇

 

先日若くして亡くなったYOSHIさん主演の「My Way」篇。

 

”自分の信じた道に向かって突き進んでいく受験生をアスリートにみたて表現。

CM内容とリンクした歌詞が、受験生をはじめ今を全力で生きる人たちの背中を後押しする。”

 

センター試験がラストの年で、これまでとは違う、我々が想像もできないプレッシャーと戦った受験生も多いはず。

前年に引き続き、定員厳格化で非常に厳しい受験を強いられた年でもあります。

 

「でも、この道を信じてきた」
 

これまで色んな欲を押し留めて、受験と真剣に向き合ってきたからこそ、最後の最後に「見てろよ」って言えるんでしょうね。

 

ただ自信があってもなくても、頑張ってきた受験生はそれだけでカッコいいなと自分は思いますニコニコ

 

2020年「見えないもの」篇

 
清史郎くんじゃなくて、もはや清史郎さんと呼ぶにふさわしい、子どもならぬ大人店長が主演の「見えないもの」篇。
ちょうどうちの兄さんが受験の時に放送されました。
 
シーンの中に「本日~」と伝えられ野球部員が泣くシーンがありますが、休校明け久しぶりに登校したと思ったら、運動部の顧問の先生に今日で引退ですと告げられたのはうちだけじゃないだろうなーと思うと、今でも本当に胸が締め付けられる思いがします。
おかげで、いきなり受験スイッチを入れられ、戸惑った子も多かったはずあせる
 
「見えないものと闘った一年は、見えないものに支えられた一年だと思う」
 
共通テスト初年な上、世の中全体が得体の知れないものに翻弄された中で、信念を貫き通したこの年の受験生は本当にすごいなと今でも思います。

 

 

2021年「Midnight Train」篇

 

YOASOBI の「あの夢をなぞって」をバラードアレンジ、出演は俳優の奥平大兼さん。

個人的にはカムカムの桃ちゃんこと⻘⽊柚さんが出ているのが気になった次第です。

「カムカムエヴリバディ」二人目発見笑

 

⾮⽇常が“⽇常”になった中で、完全燃焼したことも、不完全燃焼だったことも経験した受験⽣の「それでも、やるしかない」という静かな強さがテーマ。

 

入試分析から見ても、確かにこの年の受験生は強かだったかも。

「強気」に受験に挑んだ人がたくさんいたんだと思います。

過去で得られなかった分、その先の未来で掴み取るために。

 

2022年「狭い広い世界で」篇

 

出演は山時聡真さん 、奥智哉さん。

曲はMrs. GREEN APPLE「僕のこと(Orchestra ver.)」。

今年はなんとスマホ視点(しかも画面中)でした笑

最早、受験生にはなくてはならないツールになってしまいましたね。

CM中に出てくる明○大の赤本、合格可能性30%…まさに「んん~!〇〇のこと⁉」ってみんななりますわ泣き笑い

 

出願から合格発表まで、今やほぼ全てWeb上での出来事。
手のひらから、地球上の人やものと常に通じることのできる広大な世界で、これからもずっと生きていく。

それは便利なようでいて、実は窮屈な世界かもしれない。

受験のみならず、大人も想像できなかったほど目まぐるしい変革の中で暮らす彼らの今後にもエールを送っている、そんな印象を受けました。

 

 

 

 

以上、全9作中どれが一番印象に残りましたか?

 

個人的には「見えないもの」篇が今でも見る度に泣けます。

あの頃は本当に心細くて、3月に卒業できるのか(9月入学案なんてものもありましたからねー驚き)、受験はできるのか、などなど不安に押しつぶされそうな日々でした。

でも、我が子の頑張る姿を見て、自分自身が支えられた日々でもありましたね。

 

だからこそ、今の受験生にも言ってあげたい。

 

「入学した時から見えないものと三年間闘った君たちこそ、たくさんの見えないものに支え続けられた三年間だったと思う」

 

年が明けたらいよいよ共通テスト本番が迫ってきます。

受験生たち全員に幸あれ飛び出すハート

 

おまけ

 

”自分達には コロナのない中で過ごした学生時代がないのではない

 

コロナ禍で過ごした学生時代があるのだ

 

「あの頃に比べれば」と力をくれるであろう学生時代は

 

自分達は誰よりも格別だ”

都立高で塾講師を招き「校内予備校」を開設するそうです。
 

 

”都教委によると、21年度の都立高卒業生の大学(短大含む)進学率は58、5%と前年より2、7ポイント増えたが、過去10年間の進学率は51~55%台にとどまっている。一方、大学入学共通テストは難易度の上昇が指摘されており、21年度は、全30科目のうち7科目の平均点が過去最低を記録した。都教委は、予備校が持つ豊富な受験ノウハウを生徒に身につけさせ、進学率を上げたい考えだ。”

 

なるほど、進学率をあげるということは底上げするということで間違いないでしょうか。

 

令和4年度、大学進学率が特に高いのは、東京都(76.8%)、京都府(70.9%)、山梨県(67.8%)

 

各都道府県、過去3年の推移はこちら下差し

 

東京は20年→21年→22年と約2ポイントずつ増えている感じですね。

 

確かに21年は東京都全体で75.1%なのに対し、都立高の進学率58.5%は確かに高い数字とはいえないかもしれません。

 

ただ底上げすると言っても予備校講師を呼んだところで、子どもたちが勉強を主体的に取り組まない限り厳しいと思います凝視

だって、勉強ができない子は自分が分からないところすら分かってないんですから…ネガティブ

そういう状況で果たして予備校に委ねて大丈夫なの?

 

と、思っていたのも束の間、別の記事を見ると、ちょっとというかだいぶ違う方向性の政策になっていました

 

都立高校で予備校講師が無料で授業 東京都、生活厳しい生徒の受験を支援へ

 

” 東京都教育委員会は経済的な事情で十分な受験対策ができない生徒のため、2023年度から都立高校に民間の予備校講師を招いて受験を支援する方針を明らかにしました。

 都教育委員会によりますと、支援の対象は進学指導推進校に指定されている都立高校15校で、大学進学のために予備校の講師を招いて講義を実施する方針だということです。経済的な事情で進学を諦める生徒を減らすのが狙いで、受講料は都教育委員会が負担するため「無料」です。講義は放課後や土日を中心に行い、配点が高い英語や苦手な生徒が多い数学などを指導するということです。

 この取り組みは2023年度から始める予定で、9000万円ほどの予算を計上する見込みです。”

 

えっ!

進学指導推進校15校不安

 

 

この15校はほとんどが大学等に進学していると思うんですけど驚き

学力的に経済的理由で進学できないのは確かに可愛そう悲しい

 

結局のところ、都教委の狙いとしては、経済的な事情で以下の生徒を減らすことで合ってるのでしょうかあせる

 

①十分な受験対策ができない

②対策できないせいで進学を諦める

 

でもね、

 

予備校に行けない=進学を諦める

 

ではないと思いますよ驚き

 

ましてや進学指導推進校に通う生徒で、たとえ行きたかった大学に届かなかったとしても、結局は浪人したり、滑り止めを受けたりして何とか進学するはず凝視

 

9000万円の予算は、経済的に困っているのであれば、大学に進学して以降のサポートに使えばいいのではないでしょうかあせる

 

進学指導推進校で予備校講師を招くとなると、単に「進学実績をなんとしても上げたい」高校側と「進学指導推進校にしたんだから!」的な都教委側の思惑が一致したのか、もしくは都教委の一方的な思い込みなのか(今でも塾なし進学をうたっている高校も中にはあるので)。

正直穿った見方しか自分にはできません真顔

 

中には講習を放課後や土日、長期休みを充てるということで、先生の負担が増えるのでは?と心配する見方をする人もいるようです。

 

予備校に通わず学力が上がったとしても、肝心の進路指導は本人と高校の先生に委ねられるわけで…実際どうなんでしょう?

 

受験ノウハウというか、情報を生かすも殺すも結局は高校側だと思いますけどね凝視

 

そもそも実際に、進学指導推進校では進学を諦めて(?)どのくらい就職している人がいるのでしょうか。

2023年から進学指導推進校に指定される15校の2022年就職数


三田高校→0人
豊多摩高校→記載なし
竹早高校→記載なし(その他進路0.4%に含まれる?)
北園高校→自衛官1人
墨田川高校→記載なし
城東高校→女子2人(自営)
武蔵野北高校→記載なし
小金井北高校→記載なし
江北高校→公務員・就職1人
日野台高校→記載なし(その他29人に含まれる?)
調布北高校→記載なし
多摩科学技術高校→2人

上野高校→記載なし

昭和高校→0人


調べてみたところ、就職者に関してはほとんどの高校が「記載なし」で、ほぼゼロと思われるところも多く、数字として明らかなのは15校合わせても数人でした真顔

 

奨学金で進学する場合はともかく、経済的な理由で進学を諦めて?就職している人は、少なくとも進学指導推進校では現状ほとんどいないと思われます指差し

 

都民の税9000万よ、どこへ行く…絶望

 

 

お金がないから進学しないのではなく、とにかく情報を集めましょうと山内さんも言ってますよ!指差し