すっかりご無沙汰になってしまいました。

元旦にコロナ感染し(年末に長男がおそらくバイト先でかかったのをもらった)、数ヶ月間絶不調でした。初感染で、とにかく喉の焼けるような痛みがキツかったです。まだたまに咳き込みます。5類になっても、コロナを舐めてはいけません。

 

そして、気がつけば大学受験も国公立後期が終わり、その発表&繰上げを待つのみ。

今年もいよいよ大詰めとなりました。

 

合格された、受験生&保護者の皆様、おめでとうございます。

 

惜しくも敗れた受験生さんたちは3月いっぱいまで朗報を待ってみましょう。

昨年はほとんど繰上げの見込みはありませんでしたが(特にMARCH)、今年は期待してもいいのかな…。

 

というのも、年々私大の推薦率が上がり、私大専願者の年内合格者も増え続けています。もはや一般で受験するのは、国公立志望組とその私大併願がメインとなりつつあります。もちろん、日東駒専以上はまだまだ私大専願もいるとは思いますが、数年後にはどうなっていることやら…。

 

特に今年は2022年度から改定された高等学校の学習指導要領のおかげで、難関中堅問わず年内合格を目指した人も多いハズ。

すでに2023年の一般入試で入学した比率が4割を切っており、2024年はもっと増えるでしょうねー。

 

 

 

こちらは2024年主な私大の志願者&合格者速報になります。

 

 

明治と法政は志願者数が増えたにもかかわらず、現時点で合格者数を大幅に減らしています。

立教と中央はその真逆となりました。

MARCHに関しては昨年とほとんど倍率も変わらないので、やはり期待薄かも…。

ただ中央は推薦も含めての合格者数なので、どうかな…動いてくれるかな…。

 

というか、繰り上がり予想はオフィス藤原の藤原先生などご専門の方がいらっしゃるので、↑はほとんど素人の想像に過ぎませんが、期待せず待ってみましょう!

 

そんな中、国公立では前期の合格発表が終わり、二次募集も始まっています。

 

 

そこで気になったのが、東北農林専門職大学です!

 

 

 

”東北農林専門職大学は、令和6年4月に開学する、東北初の公立の農林業系専門職大学です。
将来の山形、東北、日本をけん引する農林業経営者等を養成します。

<本学の学びの特色>
農林業の生産や経営等に係る知識と、理論に裏付けられた技術、地域活性化に向けた課題解決の実践的手法、関連分野の知識(加工・販売、建築、観光等)などを学びます。
講義だけでなく、先進農林業経営体での3年間計90日の実習をはじめ、フィールドワークや卒業単位数の1/3以上の学内外での豊富な実習で、理論と実践をバランス良く学べます。”

 

えええ、面白そう!

しかも公立大学なのに、なぜ初年度定員割れしてしまったのか。

 

 

知名度もさることながら、個人的にはここに答えがあるような気がしました。

 

 

入学金が県外者564,000円!

授業料は他の公立大ぐらいなのに…。

 

公立大の入学金に関しては、その自治体に住んでいる人は入学金が半額になるイメージなのですが、県内に住んでいたとしても282000円と少々お高めです。

しかも、実習実験費等の納付を別途求めることがありますとの記載がありました。

 

正直、専門職大学のイメージって皆さんいかがですか?

2019年に設置されて以来、公立2校(静岡と兵庫)、私立17校があります。

 

 

調べてみると他の公立専門職大学も他県からの入学となると入学金が高い…。

そもそも、県内在住者であっても決して安くはないお値段設定です。

ただ静岡(農林系)と兵庫(芸術系)の公立専門職大学は立地のせいか、志願者はそれなりにいます。

 

専門職大学に関しては現状こういった大学もあります。

 

元々定員40名で、一般は10名しか募集していないのに、昨年の入学者は一般で1、総合型2の計3名。

 

現時点での今年の入試結果はどうかというと、

 

令和6年度(2024年度)総合型選抜Ⅰ(オープンキャンパス参加型)試験

合格者1名

 

1名!!!

去年は2名志願して2名合格、2名入学したから前年比50%になります。

 

1年から実践的かつ学生の数より教授の数の方が多い点からも、予算が許すのであればオススメだと思いますが…現実は厳しいですね。

 

うまくいかない理由についても語られています。

 

立地、知名度、難易度、イメージ、学費…。

他にも色々な理由はあると思いますが、結果、東北農林専門職大学は電動モビリティシステム専門職大学同様、地元からも受験者を集められなかったわけです。

 

この少子化にあって、大学を新設するという意義も問われつつありますが、専門職大学のあり方も含めて議論する余地がありそうです。