東京電機大学が一般選抜に情報系外部試験利用を2024年度から新設するようです。

 

一般選抜(情報系外部試験利用) ※2024年度新設 | 東京電機大学

 

出願条件は、以下のとおり。


「基本情報技術者試験」または「応用情報技術者試験」に合格し、書類提出期間内に独立行政法人 情報処理推進機構が発行する合格証明書(原本)を提出できる者。
(「基本情報技術者試験」および「応用情報技術者試験」より高度な知識・技能を必要とし、同機構が実施する上位資格試験(例:ネットワークスペシャリスト試験、システムアーキテクト試験など)の資格を有する場合は要相談)

 

以上の資格があれば、理科(国語選択を含む)の試験を免除してくれます。

数学や英語が得意で、かつ有資格であれば、めちゃくちゃ美味しい入試方式ですね。

しかも、一般選抜(前期)および一般選抜(前期・英語外部試験利用)と同一日程で併願も可能。一般選抜(前期)および一般選抜(前期・英語外部試験利用)と併願の場合は入学検定料を割引してくれるとのこと。

 

対象はシステムデザイン工学部 / 未来科学部 / 理工学部(理学系、情報システムデザイン学系、電子情報・生体医工学系)です。

 

ところで、「基本情報技術者試験」または「応用情報技術者試験」とはどういった試験なのでしょうか。

 

まずは「基本情報技術者試験」から。

 

基本情報技術者試験とは? 

 

"基本情報技術者の試験は、2021年以降の合格率が約40%で、決して難易度が低い試験ではありません。
しかし、十分な勉強時間を確保し効果的な対策を行えば、独学でも十分に合格を目指せる試験です。"
 

勉強時間に関しては、"ITに関する基本的な知識がある場合、合計で50時間ほどの勉強時間でも、十分に合格を目指すことが可能”ですし、そうじゃなくても"1日に2~3時間の勉強を、約2~3カ月"続ければ200時間ほどで合格できるそうなので、受験に本腰をまだ入れていない高1や高2の時にチャレンジしてみても面白そう。

 

それにプラスして英検準ニ級以上を取れば、英語の勉強も平行してできるし、何より前期・英語外部試験利用(英検はスコア1728以上でOK)と併願も可能なので、電機大に絶対行きたい人は、共に挑戦する価値がありそうです。

 

しかも、「基本情報技術者試験」は2023年4月からCBT受験できるようになりました。お近くのテストセンターで随時受験できます(下記サイトから検索できます)。

 

基本情報技術者試験(FE) | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

 

なお、試験自体は基本的な知識を問う科目Aと実務知識に近い科目Bで構成されているそうです。(以下、サイトより一部抜粋)

 

科目Aの出題内容は3つ。
・テクノロジ系(基礎理論・コンピュータシステム・技術要素・開発技術)
・マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント)
・ストラテジ系(企業と法務・経営戦略・システム戦略)

科目Bの試験は「アルゴリズムとプログラミング」(擬似言語による出題)と「情報セキュリティ」の二分野中心の構成。想定される出題割合は「アルゴリズムとプログラミング」が8割程度、「情報セキュリティ」が2割程度。

午後試験で実施されていたJavaやPythonなどの個別プログラミング言語による出題はなくなり、科目Bの試験では擬似言語による出題に統一されています。

 

合格基準は、科目A、Bの各試験ともに1,000点満点中600点以上です。

 

基本情報技術者試験の難易度は?科目B試験の擬似言語は難しい? 

 

さて、「応用情報技術者試験」の方はどうでしょうか。

どうも、こちらの方が難易度高めのようです。

 

応用情報技術者試験の合格率と難易度は?

 

 

「応用情報技術者試験」の方は余力があれば…という感じでしょうか。

こちらに合格することで何かプラスになれば別ですが、入試要項を見る限り「応用情報技術者試験」があっても、「基本情報技術者試験」より有利に働くこともなさそうです。

 

今や受験は情報戦と言いますが、総合型や学校推薦型はもちろん、一般受験に関しても早い段階から情報をゲットし、準備することでより有利に持っていけるのは間違いなさそうです。

大学受験の情報格差がますます広がっていきそうな予感…。

 

余談ですが、上智が今年も易化傾向とのこと。しかも、激しく易化です!

特に理工学部。

 

 

藤原先生が激しく訴えていました(笑)。

TEAPは受験した方がいいって散々これまで言ったぞって。

 

こういう内容の動画を見る度に、大抵の人が情報も何も知らず突撃して行くんだろうなあ、もったいないなあと思うわけです。

ウチ、大学受験、終わってるのに(笑)。

 

言い訳すると(笑)少子化にあって各大学の行く末的なものを、受験情報を通じて知っておく必要があるのかなあなんて、最近は思っています(と最もなこと言いつつ、家族にはほぼ趣味とみなされる件…)。

 

高等教育が少子化の影響で、どんな風に変わっていくのか。

序列、偏差値etc。

 

また、自分自身も学び直しの機会を探っている最中なので、こんな自分でも高等教育に触れられる機会が今後ますます広がっていくのを期待しつつ…今は、簿記やら給与計算検定やらの合格を目指して、ぼちぼちがんばりまーすニコニコ