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●マクドナルドのちぐはくな戦略 そんな吉野家を尻目にマクドナルドが低迷を続けている理由は、本格カフェをコンセプトとする店舗・マックカフェ導入あたりから続く戦略のちぐはぐさが大きい。低価格のコーヒーで長く居続ける客が増え、単価も上がらず客数は減少した。何より従来の重要顧客層であったファミリー層を失ってしまった。月替わりメニューやカウンターでのメニュー表廃止(現在では復活)により店員の対応スピードは遅くなり、クールな店員は増えたがスマイルの店員は減った。 そして直営店を減らしフランチャイズ店を増加させたことにより、本部の意向を理解できぬまま複雑なオペレーションを強いられる店舗が増えてしまったことも、店頭の対応力を著しく落とすことになった。 昨年末からスタートした新カサノバCEO体制は、ファミリー層をメーンに据える姿勢に戻りつつある。店舗でカバーできない来客数減を補うべく、宅配事業を強化しようとしている。確かに明らかなマイナス点をカバーしようとしている点については正しいのだが、チグハグすぎる状態を立て直すためには、時間と労力がかかるだろう。