大雨や台風でワンちゃんと散歩に行けない、そんな日は家でワンちゃんと楽しく遊んでみませんか?ストレス解消にもなり、ワンちゃんとの絆をより一層深めることができます。お家遊びのメリットや遊ぶときの注意点、おすすめゲーム3つを解説します。
家の中でワンちゃんと遊ぶメリット
ワンちゃんとじっくりコミュニケーション
高齢ワンちゃんも楽しめる
遊ぶときの注意点
家の中を整える
床でワンちゃんが滑らないようにマットを敷いておきましょう。特にフローリングなどの固い床は、滑ってしまう危険性があります。
また人間の薬や人間の食品、小さなボールなどワンちゃんが口に入れると危険なものは全て片付けておくと安心です。
トイレはすぐ近くに
人の手足で遊ばせない
手足をひらひらさせて興奮させたり、甘咬みはさせないようにしましょう。特に子犬は「手や足で遊んで咬んででもいい」と誤解する恐れがあります。
咬んできた場合は、「咬んだら遊べない」ことを教えるために遊ぶのは中止しましょう。飼い主さんは静かにワンちゃんから離れ、時間を置いてから元に戻ります。
おやつの量に注意!
ワンちゃんとのおすすめゲーム
引っ張りっこゲーム
用意するもの
引っ張りっこ用のおもちゃ、おやつ
いらない靴下や靴などをおもちゃにすると、ワンちゃんは「靴下や靴は遊んでいいもの」と誤解してしまうので、使わないようにしてください。
遊び方
おもちゃを動かして、ワンちゃんの気を引きます。ワンちゃんがおもちゃをくわえたら、楽しく引っ張りっこ。歯や首を傷めないためにも、激しく振り回さないでくださいね。
「引っ張りっこ」はワンちゃんが大好きな遊びです。興奮しやすいので15秒ぐらい引っ張ったら休憩しましょう。もし興奮して唸りだしたら、すぐに中止してクールダウンします。
なかなかおもちゃを離さない場合は無理に取り上げるのでなく、おやつを鼻先に持って行って匂いを嗅がせます。
おやつに興味を持ったら、飼い主さんは「交換」と声に出して取り換えっこをしましょう。交換する練習を行うことで、口に入れたものを出すしつけも同時に行えます。ワンちゃんが危険なものを咥えたときに使えるしつけです。
おやつはどっちに入っている?ゲーム
高齢のワンちゃんも楽しめるゲームです。ちょっとお腹が空いている時間に遊ぶのがおすすめ。用意するもの
遊び方
初めてこのゲームをするワンちゃんには、次のような方法で「カップにおやつが隠されていること」をあらかじめ教えます。
・カップにおやつを隠すところをワンちゃんに見せます。
・ワンちゃんが鼻先や前脚でカップを触ったら、開けて食べさせます。
理解できたらさっそく始めましょう。ワンちゃんの前で2個の紙コップを伏せ、どちらかにおやつを入れます。「おやつはどっちに入っている?」をワンちゃんに当ててもらいます。
当てることができたらいっぱい褒めてあげましょう。たとえ当てられなくても、入っているカップを開けてみせほめながら食べさせてください。
レベルアップしたゲームに挑戦
クリアできるようになったら、今度はちょっと難しいゲームに挑戦してみましょう。カップにおやつを隠すところをワンちゃんに見せないようにします。準備ができたら、ワンちゃんを呼びます。
飼い主さんは、おやつが入っているカップを指で差してみてください。ワンちゃんは、飼い主さんが指差したカップを選べるでしょうか。指差しがクリアできたワンちゃんには、さらにレベルアップ。おやつが入ったカップを「視線」で合図してみてください。
実は人の指差しや視線の意味を動物がくみ取ることは難しく、頭が良いと言われているチンパンジーやオオカミでもなかなかできないそうです。しかしワンちゃんは人間の指差しや視線を理解できるといわれ、今もいろいろな国で実験、研究されています。
ぜひワンちゃんと一緒にチャレンジしてみてください。もちろんワンちゃんにも個性があり、うまくできなくても気にしないでくださいね。
かくれんぼゲーム
用意するものは、ワンちゃんと飼い主さんだけです。隠れる場所がない場合は、大きなバスタオルやシーツで代用します。
遊び方
ワンちゃんには「オスワリ」のあと「マテ」の号令をかけます。その間、飼い主さんは別室やカーテンの後ろ、シーツに隠れ「ヨシ」「オイデ」で愛犬を呼びましょう。
ワンちゃんが飼い主さんを見つけることができたら、たっぷり褒めます。実にシンプルな遊びですが「探す」ことが大好きなワンちゃんにとって、とても楽しいゲームです。「オスワリやマテで静かに待つ」「ヨシやオイデで行動する」という練習にもなります。