『つじ恵と西谷修さんの対話集会。』

 

西谷修さんの話が興味深い内容だったのが、動画での音声が捉えきれておらず残念なかんじだった・・。

(一方でつじ恵さんの声はハッキリしていた)

 

非常にもったいないので、西谷さんのみの話を文字起こしをした。

 

長いのでパート別に分ける今回は5回目。

 

・なるべく原音声を忠実にしたが、こちらの感覚で句読点をつけたり端折ったりした。

・聞き取れなかった場合は「●●」と表記。

・聞き取れたものの自信がない箇所は「豊橋(?)」と表記。(地理や語彙が乏しいのでご容赦)

・質問者名は伏せた。質問は要約。

 

[文字起こし開始]

(動画1時間14分以降 質問)

 

質問:政権交代の見通しはどのようにお考えでしょうか?

 

西谷修:全くわかりません。それはね「やるかやらないか」のことなんで、全くわかりません。

 

質問:WHOと日本がすすめるパンデミック条約について、れいわ新選組の考えをお願いします。

 

西谷修:れいわ新選組とは関係ない私の考えなんですけれども、「WHOってどうやってできたのか?」っていうと、要するに後進国ですよね。先進国ではどんなに衛生状態が汚くても先進国が発展する以上で反映する以上ね、後進国をますます置いていかれるわけですよ。だからそういうところにも同じような健康状態というか保健状態っていうのを実現するっていうんで、国連の外郭機関としてできたわけですよね。

 

そしてワクチンについてはいますごく色々問題があります。例えばね、天然痘のワクチン。ワクチンってそっから始まりますけれど、天然痘それからパスツールとかコッホの時代でね、色々な菌に対する(?)ワクチンっていうのと、いまのワクチンは実は技術的には根本的に違ってて。ということは、免疫学的にも違ってるんです。それは遺伝子操作で全部作られるわけですよね。要するに武器でいうと、あそこだけ集中して弾を打てば「あいつ死ぬ」っていうようなのと同じようにして作られてるんで。

 

だから、ワクチンっていうのは人が生きてる体全体との関係で「いまも作用(?)していた」ということを考えると、いまのワクチンっていうのは「おかしいんじゃないか」というのはもちろんあります。なおかつ、いま世界の薬事行政というか、それといま世界の産業トップはね一番のセクターはねもちろん軍事産業です。これはミサイルからあるいは軍事兵站まで、それまで含めてね、これの生産高(?)というか膨大なもん。

 

それで2番目のセクターが、バイオケミカル。だからこのバイオケミカルセクターっていうのは経済界(?)でものすごい力を持っています。特に先進国の行政はそれとの鏡で生まれてます。それは分かるけれども、じゃあ「バタバタ(?)病気で死ぬ人たちを放置しておいていいのか」ということはあるわけです。その人たちに、あるワクチンをね「供給しなくていいのか」って問題(?)がある。そういう風にして一時的に、人を救うそらから特に貧しい国、保健状態の悪い国の人たちを、いまの病気なんて全部新しいやつです。それもう遺伝子科学から生まれてるわけですよ。

 

そういう状況の中で、貧しい人たちを救うためには、一時的にしろそのワクチンは、みんなにいきわたるように供給しなくちゃいけないと思うんですよ。そのことと、いまの「ワクチンの科学的性格(?)」っていうのと、それと「バイオ産業が経済の中で圧倒的に力持ってる」っていうのと、ちょっと別の問題だと思うんですよね。だから、このWHOがどうのこうので、条約は「なんとかの陰謀だからやめなくちゃいけない」っていうのはね、ちょっといろんなことを反応(?)しすぎてるじゃないかと思って、私はそのこの間の4万人集めた日比谷の集会がすごい懐疑的なんですよ。

 

質問:奨学金について

 

西谷修:教育って本当は国家の●●の一番大事な仕事なんですね。明治の時に日本も教育システムの導入から始めたでしょ。それで人材作ったわけですよ。教育っていうのは、本当は国家の●●なの。だけど、アメリカは国家っていうのは全部人間権力(?)で出きてるから、大学なんか全部民営化しているわけですね。それで「日本もそれやれ」っていうんで、日本も●●大学は民営化してきたんですね(?)。民営化っていうのは結局「儲けてやれ」っていうことなんですよ。

 

だけど、本当に教育機関・国家の事業なんですけど(?)、国家がそれだけの教育機(?)で、ヨーロッパなんかいまそういうとこに●●ますけれど(?)、高等教育(?)としてものすごく●●なんですね(?)。日本はそれをだんだん減らして、その減らすことを大学が要するに●●になって「効率化するんだ」っていう風に文科省(文部科学省)はいうんだけれども、それで大学が首が絞まって、かつ教員たちのやらなきゃならない仕事の事務仕事に膨大な●●増えて、研究なんてできない。

 

かつ学校の事業団(?)がある。全くいまの政治のやっていることは、国と官僚とかね、やってることは、「赤子の首を絞める」ような、二度とここに人材が生まれないような、そういうところが。例えばれいわだったら、「国家事業」ですよね、「人材の育成をやる」っていうことを姿勢としてだす。

 

質問:衆議院東京15区補欠選挙で、須藤元気さんを山本太郎が応援した理由。東京都知事選でれいわ新選組はどうするのか?

 

西谷修:(音声途切れる)。東京都知事選にいまあえて「れいわが独自候補をたてなきゃいけないのか」っていう。こういう●●がある。この前、山本太郎さんが立とうとしたけれども、結局「山本太郎を都知事にしていいのか?」ということもあるわけですよ。いまも、つじさんは原則立ててうんぬん言われているけれども、原則をね「立てることにこだわれる状況か」っていうことなんですね。だから東京都知事がね、「小池都知事が落選する」っていうことはね、日本の基礎的な成人式(?)を変えるのにすごく意味があると思うんですよ。

 

だからいまね、れいわがあえて独自候補をたてる必要はない。むしろ力を温存してっていうか、次の東京地方区で勝てそうなところに立てる。それがそうなんですね。

 

質問:西谷さんのお考えが反映されているおすすめのテキスト・本なんかを紹介していただければ嬉しい思いです。

 

西谷修:大変むずかしいことなんですけれど、いまここに大学3つあるっていわれましたけれど、大学のうちの一つは、技術工学系でしょ。それでもう一つは、看護系ですよね。それでもう一つは、間(?)の文学部ですか。それでいまの日本の教育システムっていうのは、すごくね不要に多様化しすぎてるんですよ。そうじゃなくて、基礎的なね「ものを考える力」をつけると、そんなものは一切、もう「そんなのは無駄」だって。実用的な技術的な地だけを教えるようになってんですね。

 

そういう3つその●●違うと、同じように教科書に使えるようなものっていうのはね、考えつかないんですよ。だからいまの日本の政治(?)について考えてるのは、本当に大学院(?)について考える。とにかく、自分の専門のことじゃなくて、専門っていう領域がね「どういう海に浮かんでるんだ(?)」ということが分かるようなことをまず教えろと。そうするとねえ、「自分の仕事はこういうことだけど、これ何だろう」とか「じゃあ、どうすればいいんだ」っていうのがそれが初めて分かるわけですよ。

 

それは広く言えば、昔で言えばね、「一般教養」っていうことなんだろうけど、それいまの大学教育から全部追放されちゃってるから、それを例えば1年生1〜2年(?)と徹底的にそれやらせる。それから専門やる。それで実は私が先程のあの外大(東京外国語大学)で何を教えたかっていうんですけれど、元々は出発点はフランス現代文学なんです。現代文学・文学っていうのはね、ほとんど区別がなくなっちゃってるから、そっから当然ながらヨーロッパの現代思想とそういうのを全般を見なくてはならない。

 

それやってたら、代替で今度グローバルスタディっていう大領域をね、「講座をつくる」と。「ついては来ないから」って言われたんでOK。そうすると、そこではフランスに留まらず、「いまのグローバル化した世界で全般的にどういう問題が起こっているか」「その問題は何なのか」っていうことを考えるのが仕事にすることができる。「それはなんだって」いわれてもね、それ領域がないからね。だから、昔の大学院ではね「医療思想史」っていうのを教えていましたよ。

 

だから、医療っていうのはね、昔からどういう風に考えていたか、いまは青森に出来た医療健康大学(?)っていうかな、そこの大学で、井戸に従事する人たちが「基本的に知っておいたほうがいい」ってことを、これは客員としてね年に1回●●に行くんですけれど、そういうのも含めてグローバルスタディっていうのをやってて、それは普通ある学問領域・理由あって何かっていうと、それは昔の●●がやってきたこと。だから「何やってんの」っていうんですかねって言われるんですけれど(?)、「どれを読め」とか「どれをテキストにしろ」とかいうのは、とてもいえないですけれど。

 

とりあえず、今年の8月、日本では必ず戦争のことを取り上げることになってますね。今年の8月に間に合うように、NHKの100分de名著っていう番組あるでしょう。あれで前に、「戦争論」という本を取り上げたことがあるんですよ。その時のテキストが今度、7月(?)の末になるかもしれないけれど、単行本として出されます。それは「戦争から被害を考える」っていう、そういう作り方になっているけれども、でも世界のいろんなこととか、生活のことまで含めて、見られるようになってるから、ちょっと頭の中に入れといて。

 

要するに、「戦争のことをやりたい」とその番組が言ってきたんですけれど、そうすると、名著として取り上げるものなかなかないんですけど、「これを●●」って言ってきたときにね、これ私が作りましょう(?)で、1回やったことがあるんです。この番組は●●でのあと、再放送されています。4回です。そこで作ったテキストを、今度それにその後の情勢も踏まえて「今度出したい」というので、そういう風にしてます(?)。

 

[文字起こし終わり]

 

●動画

 

●④

 

●100分de名著 戦争論 カイヨワ

 

by ゴータイ

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